2006年(平成18年) 9月14日(木)付紙面より
ツイート
庄内地方の田んぼで稲刈りがスタートした。鶴岡市櫛引地区のほ場ではコンバインのエンジン音が響き渡り、黄金色に実った稲が次々に刈り取られ、収穫の秋の到来を告げた。
鶴岡市上山添の専業農家、菅原和行さん(44)は、約6ヘクタールのほ場で、はえぬきとコシヒカリをほぼ半分ずつ作付けしている。今年は、昨年より1日早い今月8日、はえぬきが収穫期を迎え、作業が始まった。
庄内地域では梅雨の時期の日照不足と8月の高温の影響が心配されているが、菅原さんは「品質検査もしてもらったが、すべて一等米という評価を得ることができた。収穫には早いかと思ったが遅いぐらい。品質、収量とも満足のいく出来でほっとした」と笑顔を浮かべていた。はえぬきの刈り取りは14日で終える予定という。
全農庄内本部によると、主力品種のはえぬきは17日から来月2日にかけて刈り取り適期を迎え、庄内地方南部では16日からの3連休に収穫が本格化するとみられている。
黄金色のほ場で新米の収穫がスタートした=13日、鶴岡市上山添