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2006年(平成18年) 9月21日(木)付紙面より

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「慰霊碑」建立へ 羽越本線いなほ号事故 冥福祈り防止に誓い

 JR東日本は19日、庄内町榎木で昨年暮れに発生したJR羽越本線特急「いなほ14号」脱線・転覆事故で、犠牲者を追悼する慰霊碑を建立すると発表した。石材モニュメントで、デザインは今後検討するという。

 昨年12月25日夜に発生した脱線・転覆事故では5人が死亡、32人が重軽傷を負った。最後まで入院していた1人が今年5月10日に退院。現在は事故によるけがで入院している人はいない。

 同社では今回、犠牲者の冥福を祈るとともに、事故の重大さを社員全員が認識しようと慰霊碑建立を計画。建立場所について同社広報部は「事故現場となったたい肥小屋の敷地部分。現在、土地購入の交渉をしているところ」と話す。事故から1年が経つ今年12月の完成を目指す。建立後の献花台設置の有無については現在、検討中という。

 慰霊式典の開催について、同部では遺族の意見を聞きながら現在、関係者と調整を行っている最中という。
          

慰霊碑建立が計画されている事故現場付近。中央建物が献花台
慰霊碑建立が計画されている事故現場付近。中央建物が献花台


2006年(平成18年) 9月21日(木)付紙面より

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町の将来に向け意見交換 三川で住民対象合併説明会

 鶴岡市との合併を協議している三川町は19日、町民を対象とした市町合併説明会を町公民館で開いた。当局側が合併重要項目の調整内容などを説明するとともに、住民側からは「合併を滞りなく進めてほしい」「合併はデメリットばかりでメリットが少ない。もっとじっくり考えてもよいのでは」といった対極的な意見が出された。

 説明会は同町を3地区に分け、21日まで3日間にわたり行われる。この日は横山地区の住民を中心に約80人が集まった。

 当局側からは阿部町長をはじめ職員13人が出席し、鶴岡地区合併協議会の事務事業調整の進め方などについて、「庄内南部地区合併協議会で協議し決定した調整内容を基本に、効果的な統合・調整を行う」「合併方式は編入合併とし、期日は来年2月1日とする」と説明したほか、新市合併後の公共料金や各福祉制度などについて説明した。

 その後の質疑応答では「合併して住民の生活は良くなるのか。逆に負担が増えるのではないのか」「老朽化が進む三川中学校は、合併すると建設が難しくなることはないのか」といった質問が住民側から投げかけられた。

 これに対し当局は「合併の目的は住民負担をできる限り抑えていくこと。そのため最大限の努力はしていくつもり。しかし、少子高齢化が進むにつれ、介護保険料などはそれなりの負担になると予想できる」「三川中改築は、町の最重要事業と位置づけている。耐久力の面から早急な改築が必要なことを今後も鶴岡市に強く訴えていく」と回答した。

 このほか、住民の中からは「国や地方の財政状況はとても厳しく5年、10年後を考えると、合併は避けて通れない。負担は増えるかもしれないが、子孫のためにみんなが我慢しなければ。頑張って合併を進めてもらいたい」「住民サービスは合併しない方が今のレベルを維持できるのでは。合併だけが住民の幸せではない」といった意見が出された。

 説明会は20日に東郷地区、21日に押切地区の住民を対象に、同会場で開かれる。
 

鶴岡市と三川町の合併協議に関する説明会が行われた
鶴岡市と三川町の合併協議に関する説明会が行われた



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