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2007年(平成19年) 7月25日(水)付紙面より

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みんなで支える森に ボランティアが意見交換 庄内町でトーク

 やまがた公益の森づくり支援センター(佐藤景一郎会長)主催の意見交換会「森づくりトーク」が23日、庄内町の響ホールで開かれた。庄内地域で活動している森林・環境ボランティア団体などの代表が、本年度からスタートした県の「やまがた緑環境税」について理解を深めたほか、今後の森づくりをテーマに意見交換した。

 同センターは、県内の豊かな森や自然環境の保全のため、県民が支える公益の森づくりを推進するとともに、県産材の安定供給・利用拡大を目指した森林や流通体制の整備を図ろうと、県森林組合連合会や県内4地域の公益の森づくり協議会、県みどり推進機構などが今年4月に組織。▽やまがた公益の森構想に基づく県民参加による森林づくりの推進▽林業活性化基本方針書に基づく森林の整備、木材の安定供給―などを活動の柱にしている。

 意見交換会は、各地域で活躍している森林・環境ボランティア団体に対し、同環境税の事業方針を説明するとともに、今後の森づくりに関する課題を共有しようと、同センターが庄内地域を皮切りに県内4地域単位で企画した。

 この日の意見交換会には、庄内地域で活動しているボランティア団体など計15団体から役員ら約50人、同センター・県職員計8人が参加。はじめに、地域住民やNPO法人、企業などが地域のニーズに応じて取り組む自主的な森づくりを支援する同環境税公募事業について県側が解説、「公募事業の趣旨は、県民参加の森づくりに向け、まずは県民から山に入ってもらおうというもの」などと述べた。

 引き続き、NPO法人・庄内海岸のクロマツ林をたたえる会(酒田市)の砂山弘理事長のコーディネートで、参加者が「県民みんなで支えるあたらな森づくりについて」のテーマで意見交換。同公募事業を活用し来月5日、酒田市の鳥海高原家族旅行村を会場に、自然と親しむイベント「クマタカと遊ぼう」を開催する猛禽(きん)類調査会(酒田市)は「野鳥の巣があることに気付かずに森林整備してしまう。人間だけでなく、動物も森を守っているということに気付いて」と話した。

 また、同たたえる会からは「クロマツ林は文化遺産であり歴史遺産。会を結成して5年。愛情を持ってクロマツと接している」などの意見が出された。意見や要望は4地域すべての意見交換会が終了した後、同センターが集約する。

今後の森づくりなどをテーマに意見交換した
今後の森づくりなどをテーマに意見交換した



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