2007年(平成19年) 8月18日(土)付紙面より
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「全国アマチュアオーケストラフェスティバルinやまがた酒田」が開幕し、独自企画である「街かどコンサート」の第一弾「しあわせ音楽会」が17日午前、同市中町三丁目の市交流ひろばで開かれた。国立音楽大の学生5人が「アンパンマンマーチ」などを弦楽器とキーボードで演奏。集まった家族連れらを楽しませた。
このフェスティバルは、全国のアマチュアオーケストラが一堂に会する音楽の祭典。35回目の酒田大会は16日夜の街かどコンサートのプレコンサートで開幕した。同市の希望ホールを主会場に19日まで、全国の加盟団体から参加した約300人の団員と、地元の中学生から一般までの音楽関係者が、同日のフェスティバルコンサート(希望ホール)をメーン行事に多彩な音楽イベントを繰り広げる。
「街かどコンサート」は酒田大会独自の試みで、中心市街地の広場やデパートなどを、音楽でいっぱいにしてしまおうというもの。「しあわせ音楽会」はその皮切り。国立音大生による弦楽四重奏「グリュック・カルテット」にキーボードが加わった5人が出演した。
最初に「アンパンマンマーチ」を優雅に演奏。子供たちは曲に合せて手拍子を打った。バイオリン、ビオラ、チェロなど楽器の紹介に続いて「スタジオ・ジブリ」作品をメドレー演奏した。
同音大生5人のオリジナル紙芝居「犬のおまわりさん」が楽器の伴奏や効果音入りで披露されると、市交流ひろば2階の市民活動・交流コーナーを埋めた親子連れらは大喜び。みんなで「おもちゃのチャチャチャ」なども歌い、楽しいひと時を過ごしていた。
「街かどコンサート」は18日がメーン。市交流ひろばでは午前11時から、弦楽合奏やオカリナ演奏、ホルン五重奏などが30分単位で午後6時ごろまで行われる。また、街なかキャンパス(中町一丁目)ではオルゴール演奏やギター演奏など、中合清水屋店玄関ホールでは木管の重奏やアンサンブルなど、中央公園では金管の重奏やアンサンブルなどが演奏され、街中が音楽でいっぱいになる。
国立音大生による「しあわせ音楽会」。演奏付きの紙芝居に子供たちは大喜び=市交流ひろば