2007年(平成19年) 9月2日(日)付紙面より
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酒田市の第三セクターのまちづくり会社「酒田まちづくり開発」(西村修社長)が、同市本町一丁目に開設している複合観光施設「川辺の館」が9月10日、新装グランドオープンする。同8、9の2日間はオープン記念で、格安料金による屋形船の体験乗船会を行う。
川辺の館は2005年4月にオープンした。新井田川左岸の山居倉庫や酒田夢の倶楽に訪れる観光客を、右岸の本間家旧本邸や中心商店街に誘導し、回遊型観光につなげる狙い。3階建ての和風建築で、当初は1階が地元の物産やだんごなどを販売する茶店風のアンテナショップ、2階が地元食材を使ったレストラン、3階が貸しスペースとしてスタート。今年5月には3階にオリジナルTシャツなどを売るデザインショップが入店している。
今回の新装オープンは、1階に今年8月初旬からアンテナショップに代わり、屋形船を運航している「酒田湊観光企画」(佐藤清社長)が入店したことに伴うもの。
同社では入店に合わせ、従来の酒田港本港地区に開設してきた屋形船の乗船場を、川辺の館近くの新井田川右岸に開設した。1階では今後、従来の茶店風の休憩スペースや切手類販売を継続しながら、新たに屋形船の案内所と待合所、手打ちそばの提供、地元の物産展示などを手掛けていく。
オープン記念の体験乗船会は9月8、9の両日、それぞれ午前10時、正午、午後3時の3回、新井田川―酒田港間の約1時間のコースで行われる。乗船料は500円で、定員は各回45人。
また、同10日は午前10時―午後2時半まで先着50人に、そばがき用のそば粉100グラムをプレゼントする。
体験乗船の申し込み受け付けは各当日、川辺の館で行う。問い合わせは同館=電0234(21)8015=へ。
新装グランドオープンする「川辺の館」