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2007年(平成19年) 10月12日(金)付紙面より

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地域安全運動スタート 「安心の街」目指し一丸

 「地域安全運動」が11日、全国一斉にスタートした。20日までの期間中、行政や防犯団体などが連携し各種啓発活動を展開する。

 同運動は、安心・安全の地域社会の実現を目指し、全国防犯協会連合会、警察庁などが毎年この時期に行っている。運動期間中は、「みんなでつくろう 安心の街」を統一スローガンに掲げ、▽子供の犯罪被害防止▽街頭犯罪の被害防止▽振り込め詐欺事件の被害防止―の3項目を重点に活動を繰り広げる。

 初日の11日は庄内地方の鶴岡、酒田、庄内の3警察署で出発式が行われた。このうち、鶴岡署では大宝幼稚園児56人と防犯協会員や少年補導員など約150人が参加。石川昭雄署長が「地域の安全は地域で守り、皆さん一人一人ができる範囲の活動をよろしくお願いします」とあいさつ。続いて鶴岡市鶴岡地域防犯協会の川島清介副会長が運動宣言した。

 園児たちがアトラクションとして太鼓演奏や遊戯を披露し、鶴岡地区防犯協会連合会の菊池茂吉副会長らに「頑張ってください」と花束を手渡した。この後、パトカーに先導された広報車が市内をパレードした。

 期間中、鶴岡署管内では、農産物のパトロールや見守り隊の強化、各地区で防犯診断を繰り広げる。酒田署管内では、飲食店街を中心とした夜間パトロール、高校生を対象にしたマナーアップキャンペーンなどを実施する。庄内署管内では、JR余目駅で自転車盗難防止と防犯診断の広報、万引防止広報などを繰り広げる。

出発式で園児たちが花束を菊池副会長たちに手渡した
出発式で園児たちが花束を菊池副会長たちに手渡した


2007年(平成19年) 10月12日(金)付紙面より

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売れる米づくり学ぶ 農業者らワークショップ

 庄内水田農業推進機構のワークショップが10日、鶴岡市中央公民館で開かれ、農業者などが「売れる米づくり」をテーマに、消費者が求める米について業界の専門家や研究者の講演を聞いた。 同推進機構は山形大農学部、県農業総合研究センター、全農庄内本部、JA鶴岡、JA庄内たがわ、鶴岡市などで組織。各機関のネットワークを生かし、水田農業の発展に向けた情報交換や技術研修事業、一般への米の消費拡大活動などを展開している。

 今回は、「売れる米づくりについて?消費者が求める安全・安心でおいしい米とは?」をテーマに、全農東京肥料農薬事務所農薬グループの北村禎氏、阪神米穀統括部長の田中隆氏が講演。農業者やJA関係者など約100人が聴講した。

 このうち、無添加食材を使用したすしチェーン店にJAS有機認定のJA鶴岡産ひとめぼれを販売している田中氏は「食産業から見た消費者が求める米とは」と題して講演した。

 この中で田中氏は、消費者が求める米について「安い、うまいは個人差があるが、安心や安全に対しては違いはない。残農薬基準0・01と無農薬ならゼロを食べたいのが人情。基準をクリアするだけではなくゼロを目指し、商品として胸を張って安全と言えることが大切」と述べた。

 また、米価の値下がりなど厳しい環境が続く中での稲作農家のあり方については「自分のつくった米がどこを流通し、消費者がおいしく食べている場面を見ることにより何をすべきかが分かる。つくるだけではなく炊飯まで追求してこそ良い米づくりにつながる。本当の意味での米のプロになってほしい」と話した。

 一方、北村氏は「農薬残留値『ゼロ』を目指す栽培方法について」と題し、残留農薬の基準値を定めたポジティブリスト制度施行後の国産農産物の状況などを解説した。

農業者が消費者が求める米づくりについて学んだ
農業者が消費者が求める米づくりについて学んだ



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