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2007年(平成19年) 10月20日(土)付紙面より

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「道づくり」へ思い伝える 酒田みちみらい女性の会 発足

 道路の果たす役割を女性の立場から考えて提言し、良好な道路環境の実現を図ろうという「酒田みちみらい女性の会」(林久子代表)が発足し設立記念の公開討論会が18日、酒田市飛鳥のひらたタウンセンターで開かれた。

 同会は、庄内地方のさらなる発展を願い、女性から見た今後の道づくりへの思いを伝えていく会にしようと設立。討論会には同市民や酒田、飽海地区の市町職員ら約150人が参加した。

 祝辞で阿部寿一酒田市長は、道路整備の必要性を強調したうえで「素晴らしい会ができた。女性のよく通る声で中央に訴えてほしい」と述べた。

 続いて国土交通省東北地方整備局の三浦真紀道路部長が「道路をめぐる最近の話題について」と題して基調講演。国では現在、道路整備中期計画を策定中で、来月には素案を公表、年内には整備目標と事業量を盛り込んだ計画を発表する段階にあることを報告し、「この2カ月半で今後10年間の道路整備のあり方が決まる。そうした中で女性の会が設立されたことは、大変意義深い」と話した。

 そして、「私どもは、日沿道(日本海沿岸東北自動車道)の基本計画区間(本県と新潟、秋田両県境区間)を整備する必要性は、(中期計画で)確認されるものと思っている。皆さんの声を受けて、ますます頑張らねばと思った」と述べた。

 引き続き三浦道路部長をアドバイザーに、林代表や加藤聡酒田商工会議所青年部会長ら5人のパネリストが、柴田隆山形新聞社庄内総支社長の進行で「酒田の魅力とみちづくり」をテーマにパネル討議。「道路行政は男性中心、経済優先できた。これからは高齢者など弱者の声も聞いてほしい」「高速道路の整備はある程度進んだが、ネットワークはまだまだ。もっと声をあげていこう」などの意見が出た。
          

「酒田みちみらい女性の会」のメンバーらが今後の道路整備について意見を交わした
「酒田みちみらい女性の会」のメンバーらが今後の道路整備について意見を交わした


2007年(平成19年) 10月20日(土)付紙面より

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「高大連携」推進へ 効果的な方法探る 大学コンソーシアム鶴岡でフォーラム

 大学コンソーシアムやまがた高大連携フォーラム「高校と大学の教育改革から、やまがたの高大連携を考える」が18日、鶴岡市の東北公益文科大大学院ホールで開かれ、高校、高専、大学の関係者が効果的な連携について意見を交わした。 県内の各高校や高専、短大、大学が個別に実践している教育改革内容について相互に把握するとともに、効果的な連携方法を模索しようと、コンソーシアムやまがたと大学入試センターが共催で開催した。高校や大学、県教委関係者約30人が参加した。

 立教大総長室調査役の足立寛氏が「高校・高校生の現状とこれからの高大連携を考える」のテーマで特別講演。足立氏は「生徒自身の人間性を気付かせるキャリア教育を高校時代にどう植えつけるかが高大連携の重要なポイント」とし、「これからは教員同士の交流を図り、進学指導からキャリア教育・教科教育中心の連携が欠かせない」と提言した。

 続いて、パネルディスカッションでは「やまがた高・大教育改革の相互検証」のテーマで、東北芸工大の山下英一准教授をコーディネーターに、鶴岡南、鶴岡北、鶴岡中央各校の進路指導担当者、東北公益文科大、鶴岡工業高等専門学校、山形大農学部の担当教員、県教育庁高校教育課担当者が高大連携の具体的事例、教育改革の取り組みなどを紹介しながら意見を交換した。

 この中で鶴岡高専の飯島政雄教授は大学、高校との連携について「大学との共同研究は以前から活発に進めている。高校とは低学年と高校生による科学オリンピックやサイエンスカフェなどの活動での交流が考えられる」と述べた。

 また、高校側の意見として鶴岡南高進路指導課長の佐賀井仁教諭は「進学を考えると一部の大学との交流に一歩踏み出せず、広く浅くの関係となる。生徒のためになる環境づくりが課題」と話した。また、東北公益文科大の大歳恒彦公益学部長は鶴岡北高や酒田商高との連携事例を紹介。「今後は中学・高校、大学にかけての教育システムを相対的にとらえる必要がある」と提言した。

高校と大学の連携について意見を交わした
高校と大学の連携について意見を交わした



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