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2007年(平成19年) 6月23日(土)付紙面より

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大きく育ってね!! 加茂水産高と小堅小が合同 アワビの稚貝を放流

 鶴岡市の加茂水産高校と小堅小学校の合同アワビ放流が22日、小堅小近辺の磯場で行われ、“1日先生”の水高生と児童がアワビの稚貝を放流した。

 同水産高校では、放流を通して栽培漁業の理念と技術向上や講師として児童と接することで学習効果を深めようと実施した。アワビの稚貝は、昨年11月に三瀬水産振興協会から分けてもらい同校で飼育した約500個。

 この日の放流には、海洋環境科マリン系3年生13人と4年生児童15人の合わせて28人が参加。はじめに水高生が講師を務め、アワビやサクラマスの生態などについて児童たちに説明。この後、アワビが住みやすい環境の岩場付近に移動し、「大きく育ってね」とカキの貝殻に付着した稚貝を丁寧に海の中へ放していた。

水高生とともにアワビを放す小堅小の児童たち
水高生とともにアワビを放す小堅小の児童たち


2007年(平成19年) 6月23日(土)付紙面より

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地球温暖化対策へ 鶴岡市役所が“グリーンカーテン”で検証

 鶴岡市役所本所庁舎1階南側の一角で、庁舎内の暑さを抑える取り組みとして、植物による“グリーンカーテン”の試みが始まった。ゴーヤの苗を植栽したプランターが市民の目を引く。

 グリーンカーテンは地球温暖化対策として注目されている取り組みの一つ。つる性の植物で建造物の窓などを覆って日差しを和らげるとともに、葉が発散する水蒸気が周囲の熱を奪うことから冷房効率を高める効果がある。自治体や学校、企業などで取り組む例が全国的に増えている。

 市役所本所の1階南側は、日中のほとんどの時間で日が当たる。特に晴れた夏の日中は午前中からジリジリと太陽が照りつけるため、サンシェードをしても方角や階が違うフロアと比べて室温が高くなるという。

 このため市環境課では、室温上昇抑止や地球温暖化対策への取り組みとして、ゴーヤによるグリーンカーテンを試行することにした。

 プランターは計12基で、ゴーヤの苗を3本ずつ植栽し窓枠4ブロックに3基ずつ設置。さらに窓枠を高さ3メートル、幅1・8メートルの大きさのポール付きの木枠で覆った。ゴーヤは病気に強く、葉が濃密でつる伸びも良いことから選択した。

 一方、フロア内では、南側の窓際2カ所の卓上に温度計を置き、グリーンカーテンを施した部分としない部分でこの夏の室温の違いを検証する。

 市環境課は「グリーンカーテンにより室温に2―3度の差が出るというデータもある。今年のテストで効果が表れれば取り組みを広げたい」と話している。順調に育てば8月中旬ごろには、びっしりと緑の葉に覆われたグリーンカーテンがお目見えするという。

設置されたゴーヤのプランター。暑さ対策への効果が期待される
設置されたゴーヤのプランター。暑さ対策への効果が期待される



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