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2007年(平成19年) 8月9日(木)付紙面より

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最先端技術に興味津々 山大農学部 高校生対象の生物資源講座

 鶴岡市の山形大学農学部で7、8の両日、「生物資源学夏期セミナー」が開かれ、生物や科学に興味を持つ高校生が講義や実験を通して最先端の研究に触れた。

 同大農学部生物資源学科が毎年この時期、農学や生物科学の面白さを知ってもらおうと実施しており今回で4回目。県内外の高校生を対象にホームページなどで広く参加を呼びかけた。

 初日の7日は地元庄内をはじめ新庄市や寒河江市、県外の秋田、福島、静岡などの各県10校から22人が参加した。講師や各研究室の紹介の後、午前中は生物資源利用化学講座の塩野義人准教授の講義「天然の毒と薬の化学」を受けた。

 午後からは塩野准教授の指導で、湿布薬の有効成分となるサリチル酸メチルを合成する実験を行った。生徒たちはサリチル酸を入れた試験管にメタノールを加え、さらに濃硫酸を足してお湯で加熱しながら物質の結合を促進するなど、一連の工程を行った。

 さらに試験管を冷却した後、炭酸水素ナトリウムを加えるとサリチル酸メチルの沈殿物ができあがり、ろ過して固形化したサリチル酸メチルの重さを量った。

 実験に参加した新庄南高3年の男子生徒は「こんな方法で湿布薬の成分ができることを知り、勉強になった。知らないことを学ぶのはとても面白い」と話していた。

 2日目の8日は、同大の大学院生の研究内容について講話を聞くほか、酵素に関する講義と実験が行われる。
          
          

県内外の高校生たちがサリチル酸メチルの合成実験に挑戦した
県内外の高校生たちがサリチル酸メチルの合成実験に挑戦した


2007年(平成19年) 8月9日(木)付紙面より

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ブドウのデラウエア収穫ピーク

 鶴岡市の西荒屋地区でブドウのデラウエアの収穫が早くもピークを迎えている。「立秋」の8日、同地区のブドウ畑では、生産者たちが濃紫色に染まったデラウエアの房をはさみで切り取る姿が見られた。

 同地区周辺は、広範囲でブドウの栽培が行われており、和ナシや洋ナシ、リンゴなどと並んで秋の主力果樹に数えられている。

 同地区の生産者・佐久間修次さん(52)方では今月に入って本格的に収穫が始まった。佐久間さんによると、天候不順が続き生育が遅れた昨年に比べ、今年は気温が高い日が多く例年よりやや早く収穫が始まった。果実は色付きが良く、高い糖度で収量も増えたという。

 また、近くの産直あぐりでは「もっとも数が出回るデラウエアの収穫が終わると、次は『高尾』『巨峰』などの大粒種が店頭に並ぶ。人気があって作付面積も増えてきたようだ。見た目も楽しい詰め合わせなどの売れ行きが良い」と話していた。

 デラウエアは今月いっぱい収穫が続き、月末ごろから大粒種の収穫が始まる。

西荒屋地区でデラウエアの収穫が本格化している
西荒屋地区でデラウエアの収穫が本格化している



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