2007年(平成19年) 9月23日(日)付紙面より
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「みんなで歩こう!『里山あるき2007』鶴岡大会」が22日、鶴岡市の大山・湯野浜地区を巡るコースで行われた。地元の老若男女をはじめ、遠くは福岡県からの参加者など約450人がブナやクロマツの林間コースなどを歩き、心地よい汗を流した。
「里山あるき」は自然と触れ合いながら、田舎道などを歩く新しいウオーキング。鶴岡大会は日本ウオーキング協会と日本市民スポーツ連盟の公認大会として毎年この時期に開かれている。今年は22、23の2日間で実施。
初日の22日は大山・湯野浜地区を巡る「出羽庄内日本海夕陽コース」。参加者は大山運動広場をスタートし、20キロ、14キロ、5キロの3コースに分かれて歩いた。昼前からあいにくの雨模様となったが、ブナ林に覆われた高館山(標高274メートル)や下池周辺、善寳寺、クロマツ林など自然や文化を楽しみながら、軽快に歩を進めていた。
23日は羽黒地区を歩く「羽黒山修験のみちコース」が行われる。
緑のあふれる中を軽快に歩く参加者たち
2007年(平成19年) 9月23日(日)付紙面より
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国の文化審議会(石澤良昭会長)は21日、遊佐町上蕨岡の鳥海山大物忌神社蕨岡口ノ宮「神楽殿(かぐらでん)」を文化財建造物に登録するよう伊吹文明文部科学大臣に答申した。
同神社蕨岡口ノ宮神楽殿は江戸時代後期に「鐘楼(しょうろう)」として建築、神仏分離の際に「神楽殿」に改められた。入母屋造鉄板葺。軒は一軒繁垂木(ひとのきしげだるき)。高欄付(こうらんづけ)の板床。歴史的な変遷を物語る遺構となっている。
登録基準では、「国土の歴史的景観に寄与」に該当するとされた。今年6月には同神社蕨岡口ノ宮の本殿・随身門も答申を受けている。
このほか今回、県内からは「丸八やたら漬本店店舗兼母屋・座敷蔵・香味庵蔵」(山形市)、「出羽桜美術館旧仲野家住宅母屋・蔵」(天童市)も答申された。
文化財建造物に答申された鳥海山大物忌神社蕨岡口ノ宮神楽殿