2008年(平成20年) 2月8日(金)付紙面より
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鶴岡市の朝日小学校(榎本幸子校長、児童208人)で7日、雪上カルタ大会が行われ、児童たちが雪に覆われたグラウンドで大型カルタの取り合いを繰り広げた。
同校は1983年、朝日地域の歴史や自然、観光名所などを盛り込んだ郷土カルタ「あさひ」を作ろうと企画し、住民に読み札の句を募集。寄せられた句に児童が絵を描き、カルタが完成した。現在のカルタは95年に「再版」されたもの。
このカルタを使った雪上カルタ大会は88年に始まった。一時中断したが10年前に復活した。大会のために全学年で構成する縦割り班が練習を重ねてきた。この日会場となったグラウンドには1・5メートル以上の積雪。断続的に雪が降りしきる中、競技が始まり、田麦俣の多層民家や湯殿山スキー場など地区にちなんだ句が読み上げられると、2人1組のペアがカルタを目指してダッシュ。児童たちは雪に足を取られながらも、雪上に勢いよく飛び込み正解カルタをゲットしていた。
雪上に飛び込み、正解のカルタをゲットする児童たち