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2008年(平成20年) 3月5日(水)付紙面より

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「門外不出」冬の峰松例祭神事 県外で初の披露 山伏のほら貝響き渡る

 東京・国立劇場の3月民俗芸能公演「山形 出羽の芸能」が1日行われ、小劇場に出羽三山神社山伏のほら貝の音が響き渡った。

 2部構成で午前の部では「山伏が伝える芸能」と題して、▽出羽三山神社で大みそかに行われる冬の峰松例祭神事(鶴岡市羽黒町)▽神室山の山伏が伝えたと言われる稲沢番楽・金巻(金山町)▽鳥海山の山伏が伝えたと言われる杉沢比山・翁(遊佐町)など山伏をテーマに行われた。

 このうち、冬の峰松例祭神事に関連して、宮野直生権宮司は「これまでは門外不出であり、県外で行うのは初めてのこと」と話した後に、山伏の修行や神事などについて丁寧に説明した。神前で祝(のり)詞(と)をささげた後出羽三山神社合祭殿で行われる「烏跳び」=写真=や「兎の神事」などの「験競」が演じられた。静まり返った会場で観客が舞台の神事を興味深く見守った。山伏のほら貝の音が響き渡り神事が終わったことを告げると、盛大な拍手が送られていた。

 午後の部は「山形を彩る芸能」と題して、女踊りと男踊りの花笠音頭(東京花笠連合会)や、古い様式と演目を500年にわたり農民が伝えた黒川能・羅生門(鶴岡市黒川地区)など、踊りと能を中心に行われ、前後5時間にわたって披露された。

 一方、ロビーでは開演30分前から民話の実演が松尾敦子さん(日本民話の会運営委員)によって演じられた。同じくレストラン前では「やまがたプラザゆとり都」が手作り団子や紅花染めの小物などの物産展を開いた。

画像(JPEG)



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