2008年(平成20年) 5月15日(木)付紙面より
ツイート
酒田市の酒田まつり(本まつり20日)まで1週間と迫った13日、恒例の「獅子洗い」が行われ、市役所職員たちが山車行列でくねる大獅子の汚れを落とし、きれいに磨き上げた=写真。
大獅子は酒田大火(1976年)の復興宣言が行われた79年、まちの発展と災害防止の願いを込め、黒、赤2体ずつの4体が作られた。大きさは幅、奥行き、高さとも2メートルほど。その後、仔獅子4体も作られ「ファミリー」となり、大獅子2体は中町モール、他の6体は市役所正面入り口前に飾られ、毎年酒田まつりで平和や無病息災の願いを込めて巡行されている。
この日は市役所観光物産課の職員4人が午前9時半から約2時間をかけ8体の獅子頭をすべて清掃した。
脚立を立てて、獅子の上に上り、水をかけデッキブラシでゴシゴシ。さらにぞうきんで隅々まできれいにふいた。
通行人たちは、1年分の汚れを落としピカピカになった獅子頭に、「きれいになったね」と目を見張り、近づく祭りに心を弾ませていた。
獅子頭は14日から祭りの準備で市役所駐車場への移動作業に入る。19日に車輪を付けるなど装飾を施し、山車行列は20日午後1時、中合清水屋前をスタートする。