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2008年(平成20年) 9月30日(火)付紙面より

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藩校教育 後世へ 「致道館の日」孔子祭 記念講演も

 庄内藩の藩校教育継承を目的とした「致道館の日」孔子祭と式典、記念講演会が28日、鶴岡市馬場町の致道館と荘内神社参集殿で行われた。

 孔子祭は、致道館が文化2(1805)年に開校されて以来、孔子を祭った同館の聖廟(せいびょう)で、年2回開催されていたが、明治6(1873)年に致道館が廃校になり途絶えていた。

 致道館精神の継承を目的に活動している致道館文化振興会議(細井功会長、会員270人)が、孔子祭を行っている東京・湯島聖堂を視察するなどして2000年に128年ぶりに復活した。

 復活して9年目の今年は、会員や一般市民、同振興会議が主催する「少年少女古典素読教室」の受講生など合わせて約70人が出席。神事に続き祭主の細井会長が祝文を奉読し、参加者全員で論語抄第24章から第26章までを素読した。

 続いて、昨年鶴岡市を会場に開かれた第6回全国藩校サミットの開催を記念して設けられた「致道館の日」の式典では、前鶴岡市立朝暘第三小校長の三浦慎一先生が「致道館の日に寄せて」と題して講話。「武士道精神とは道徳であり、道徳教育が人間の未来に欠かせない」と話していた。

 また、荘内神社で開催された記念講演会では、筑波大学付属駒場中学校副校長の鹽谷健(しおのやけん)先生が「論語と古典教育」の演題で講演。「中学校、高校でも古典を読む機会が少なくなっている。古典を勉強するということは、祖父母、父母が勉強した古典を読むこと。古典の価値はそこにあり、親子三代に共通した話題が生まれ、文化の継承につながる」と語っていた。

儒教の祖・孔子をしのび論語を素読した「致道館の日」孔子祭
儒教の祖・孔子をしのび論語を素読した「致道館の日」孔子祭



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