2008年(平成20年) 11月6日(木)付紙面より
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鶴岡市立加茂水族館(村上龍男館長)は、同館で展示飼育しているクラゲの写真を盛り込んだオリジナルのポストカードをリニューアルし、館内で販売している。下村脩さん(米ボストン大名誉教授)のノーベル化学賞受賞で知名度が急上昇したオワンクラゲをはじめ30種類が用意されており、観光客などの人気を集めている。
ポストカードは、これまで販売してきたはがきサイズ(縦14・8センチ横10センチ)から、「客の目を引くように」と縦20センチ横10センチの細長くより大きいサイズに変更し、種類も16から倍増させた。オキクラゲやミズクラゲ、ビゼンクラゲ、ギンカクラゲなど、いずれも同館で飼育展示したものを村上館長が愛用のカメラで撮影した。それぞれ1000枚ずつ計3万枚を作製、先月24日に販売を開始した。
写真は1枚につきアングルを変えた2点を使用。名前の由来や特徴などの解説を添えた。注目を集めるオワンクラゲは「暗いニュースが続いていたその最中、日本中を歓喜の渦に沸き立たせてくれた立役者」と紹介している。
村上館長は「以前出版したクラゲの写真集『山形加茂海岸のクラゲ』に掲載しなかったパラオクラゲや中国ビゼンクラゲなど地元外の種類や、兄弟都市の鹿児島市から贈呈されたアマクサクラゲなども今回、カードにした。絵柄が好評で、30種類すべて買い求める人もいる。やはりオワンクラゲが1番人気のようだ」と話していた。
カードは1枚100円。問い合わせは同水族館=電0235(33)3036=まで。
幻想的なクラゲの姿で人気を集めている加茂水族館のポストカード