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2008年(平成20年) 9月2日(火)付紙面より

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オープンセットに感謝 鶴岡市松ヶ岡 解体前に“最終コンサート”

 一般公開を終了し解体される鶴岡市羽黒町の松ケ岡オープンセットで30日、「侍コンサート最終第五楽章」が開かれ、数々の映画の舞台となったオープンセットをバックに趣向を凝らした音楽ステージを楽しんだ。

 この日は市民ら約230人が参加。トランペットのファンファーレで幕が開け、はじめにオープンセットへオマージュをささげる形で鶴岡市在住の国井美保さんが小説「蝉しぐれ」の最終章を朗読した。

 続いて、第1回から演出を手掛けているピアニストで演出プロデューサー甚目(はだめ)裕夫さんが進行役となり、2部構成で独唱やバイオリンとピアノのライブ、オカリナの演奏などを繰り広げた。

 このうち1部では、日本を代表するソプラノ歌手で二期会会員の蒲原史子さんが登場し、「オンブラマイフ」や「歌の翼に」、「浜辺の歌」などクラシックから日本歌曲までを美しい歌声で披露。あいにく曇り空の蒸し暑い天気となったが、月日をかけて風情を増した武家屋敷をバックに蒲原さんの伸びやかな歌声が響き、訪れた観客を楽しませた。

 松ケ岡オープンセットは31日で公開を終了し、解体工事へ。解体した木材は月山山ろくにある石倉オープンセットに新たに建設する建物の一部として使用される。

一般公開を終了し解体する松ケ岡オープンセットをバックに歌や器楽演奏などのコンサートが繰り広げられた
一般公開を終了し解体する松ケ岡オープンセットをバックに歌や器楽演奏などのコンサートが繰り広げられた


2008年(平成20年) 9月2日(火)付紙面より

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レジ袋有料化スタート 鶴岡市37店舗 混乱なく歓迎の声

 鶴岡市内の食品スーパーやホームセンター計6社37店舗が、1日からレジ袋の無料配布を取りやめた。各店のレジ周辺に無料配布中止を知らせるチラシやのぼりが並ぶ中、マイバッグを持参した買い物客たちからは「環境のために良いことでは」といった声が聞かれた。

 レジ袋は買い物に欠かせないものとして消費者に定着しているが、石油資源の減少、ごみとして河川や海に流失した際の生態系への影響、焼却処分による二酸化炭素の発生など多くの弊害も出ている。国民1人当たり年間300枚使用しているとされ、これを鶴岡市の人口で考えた場合、年間約4225万枚となり、ドラム缶(200リットル)3865本に相当する原油を使うことになる。

 同市では2002年にノーレジ袋運動をスタート、毎月ゼロのつく日を「ノーレジ袋デー」と定め啓発運動を展開。07年度からは「あなたはいつでも・ノーレジ袋デー」として日々の取り組みを推進してきた。

 しかし、ここ数年はマイバッグ持参率が40―50%と伸び悩んでおり、同市では事業者や市民団体と協力してレジ袋の無料配布取りやめに踏み切ることを決め、先月中旬にスーパーなど6社と市民団体4団体と「レジ袋削減運動の推進に関する協定」を締結。9月1日から無料配布取りやめを実施することにした。同市ではマイバッグ持参率を2011年度まで80%以上にする目標を掲げ、取り組む。行政と事業者、市民団体の合意で無料配布をやめるのは、今年5月の東根市、7月から始まった山形市に続き県内で3例目。

 この日、鶴岡市青柳町の生活協同組合共立社あおやぎセンター(門脇賢一センター長)では、レジ周辺にレジ袋の無料配布中止とマイバッグ持参を呼びかけるチラシやのぼりが設置された。また、有料の袋が必要な買い物客には、レジ近くに置いた「購入カード」を買い物かごに乗せるように店員が説明する姿も見られた。

 店内ではマイバッグを持参した買い物客が目立った。同市内の20代主婦は「マイバッグはずっと使っているので、生活が変わることもない。地球環境のためには良いこと」、同市内の60代主婦は「車の中にいつもマイバッグを置いている。手提げバッグには以前もらったレジ袋をたくさん入れている」と語った。

 同店では「以前から無料配布中止を周知しており、マイバッグ購入者への商品ポイントの進呈、レンタルバッグの貸し出しなどに取り組んできた成果もあって、マイバッグ持参がスムーズに浸透しているようだ」と話していた。

レジ袋の無料配布中止を受け、マイバッグ持参の買い物客が目立った
レジ袋の無料配布中止を受け、マイバッグ持参の買い物客が目立った



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