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2008年(平成20年) 9月3日(水)付紙面より

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緊急地震速報を知って! 和田さん(酒田測候所)が歌を制作、PRへ

 酒田測候所長の和田幸一郎さん(50)が緊急地震速報のPRソング「緊急地震速報が流れたら」を制作、酒田市総合文化センターで1日、地元コーラスグループによってCD用に収録された。近くCD化。コミュニティFM局で適宜、放送してもらうとともに、気象講演会や防災訓練などで流し、緊急地震速報の周知に役立てる。

 緊急地震速報は、大きな揺れ(主要動)が来る前の小さな揺れ(初期微動)をとらえて地震の規模や震源地を直ちに予測し、「震度5弱」以上と予測された場合、気象庁が発表する情報。これを受け、主要動が来る前に列車やエレベーターなどを制御して危険を回避したり、工場やオフィス、家庭などで避難行動をとることで、被害が軽減されると期待されている。昨年10月に提供が始まった。

 和田さんは、仙台管区気象台に勤めていた昨年夏、緊急地震速報の認知度を上げて正しく活用してもらおうと、高校時代からギターやキーボードを使って曲をつくってきた経験を生かし、簡単に口ずさめて耳に残るようなメロディーのPRソングを制作。「きんきゅうじしんそくほう」を3回繰り返し、終わりに「大きな揺れが来る前にお知らせします緊急地震速報 普段から緊急地震速報が流れたときの対応を心がけておきましょう」というナレーションを付けた曲を完成させた。長さ30秒の曲。

 酒田に転勤後、市自主防災協議会の五十嵐淳二事務局長から紹介された地元のコーラスグループ「SAKATAローゼンコール」(佐藤留美子代表)に合唱を依頼。佐藤代表が、緊急性を感じさせるようにテンポを上げ曲の冒頭に男性コーラスで注意を引くような効果音も入れて編曲したものをこの日、ローゼンコールの9人が佐藤代表のピアノ伴奏に合わせて歌い、収録した。また、ナレーションの前半部分を庄内弁で、後半を共通語で収録し、より親しみやすいものにした。

 和田さんは「皆さんのおかげで思ったより良いものができた。この曲が、緊急地震速報に関心を持ってもらうきっかけになれば」と話している。

佐藤代表(左)の指導でPRソングを歌うSAKATAローゼンコールのメンバー
佐藤代表(左)の指導でPRソングを歌うSAKATAローゼンコールのメンバー


2008年(平成20年) 9月3日(水)付紙面より

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港に活気 底引き網漁が解禁

 庄内浜の底引き網漁が1日、2カ月ぶりに解禁となり、各漁協には漁を終えた底引き網漁船が次々と入港し、初漁の水揚げに活気づいた。

 鶴岡市の県漁協由良支所には7隻の底引き網漁船が所属。この日、由良漁港には午後4時ごろから漁を終えた船が次々と入港し、待ちかねた家族や県漁協婦人部のメンバーらが港で出迎えた。

 各漁船の甲板からは底物のカレイやヒラメ、アンコウなどが氷詰めされた魚箱が次々と荷下ろしされ、関係者の笑顔がこぼれた。また、各漁船には県漁協から初漁の祝い酒が贈られ、2カ月ぶりの漁を無事に終えた漁師たちは安堵(あんど)の表情を見せていた。

 同支所の佐藤研支所長代理は、「クチボソが全体的にいなくなっている。最盛期に比べたら半分ぐらい。これからの漁に期待したい」と話していた。

底引き網漁が解禁、活気づく由良港=1日夕
底引き網漁が解禁、活気づく由良港=1日夕


2008年(平成20年) 9月3日(水)付紙面より

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福田首相が退陣表明 県内にも驚き、不安の声

 福田康夫首相は1日、午後9時半から、首相官邸で緊急に記者会見し、「この際、新しい体制の下、政策の実現を図らねばならない」と述べ、退陣を表明した。昨年9月12日に安倍晋三首相(当時)が突然、辞任表明したのに続き、福田首相も政権発足から1年足らずで辞任に追い込まれる形となった。首相退陣に伴い、自民党は後継を選ぶ総裁選に入る。

 福田首相は今年7月に、北海道洞爺湖サミットの議長を務め、8月1日には政権発足以来初めての内閣改造を断行し、同29日には総合経済対策をまとめ、政権の浮揚を目指した。だが、支持率の低迷が続き、次期臨時国会の召集前に人心を一新して今後に備える必要があると判断したとみられる。

 福田首相は記者会見で、辞任を決断した理由について、「私が続けていくのと、新しい人がやるのとでは、間違いなく違うと考えた。いろいろな状況を考えて政治的な判断をした」と述べた。

 次期臨時国会の召集を控えた時期の辞任表明については、「今が政治空白を作らない一番いい時期だと判断した」と説明し、総合経済対策がまとまった「先週末に最終的な決断をした」と述べた。

 福田首相は「参議院で与党が過半数割れの中、困難を承知で(政権を)引き受けた。政治資金の問題、年金記録の問題、防衛省の不祥事など次から次へと積年の問題が顕在化して、その処理に忙殺されてきた」と振り返った。その一方で、道路特定財源の一般財源化、消費者庁設置法取りまとめ、社会保障制度の抜本見直しなど手掛けてきた政策を挙げ、「目立たなかったかもしれないが、国民目線で改革に着手した。決着していないが方向性は打ち出せた」と述べた。



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