2009年(平成21年) 5月16日(土)付紙面より
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酒田市の商店街発アイドルグループ「SHIP(シップ)」をモデルにした、NHK山形放送局テレビ放送開始50周年記念ドラマ「スキップ!―商店街が生んだアイドル―」の制作発表が14日、山形市の同局で行われ、出演者たちが意気込みを語った。
ドラマは、“シャッター通り”と化した県内のとある「さくらんぼ商店街」を舞台に、活性化のために地元の高校生3人が「スキップ」を結成し、アイドルデビューを目指す物語。2001年10月―07年5月まで活動したSHIPの実話がベース。スキップの3人やそれにかかわる大人たちが、足元にある幸せや生きがいとは何かを見つめ、成長する姿を描く。出演は、スキップのメンバーに星井七瀬さん、通山愛里さん、東海林愛美さんの3人。アイドル育成プロジェクトを持ち込む音楽トレーナー役に山口馬木也さん、スキップを支える商店主に渡辺いっけいさん。
撮影は河北町と大江町で6月中旬から7月上旬にかけてオールロケで行う。デビューコンサートのシーンは地元民など800人のエキストラを募って撮影する予定。
制作発表には山口さんとスキップの3人が出席。「地域の人と交流を持ちながら、山形の人たちに誇ってもらえるドラマにしたい」(山口さん)、「歌って踊って元気に3人で頑張り、山形の皆さんと作品をつくれたら」(星井さん)、「今まで演じたことのない新しいジャンル。アイドルになりきって頑張りたい」(通山さん)、「皆さんと一緒にすてきな作品にしたい。山形弁を覚え、山形のいいところを発見できたら」(東海林さん)と抱負を語った。
放送は総合テレビで9月11日午後8時。
「SHIP」の実話を基にしたドラマ「スキップ!」の出演者たち