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2009年(平成21年) 10月24日(土)付紙面より

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住宅棟建設盛り込む 酒田駅前再開発 企業グループ見直し計画を発表

 JR酒田駅前の旧ジャスコ酒田駅前店跡地の整備計画を進めている「酒田フロントスクエア開発準備会」は22日、東急インなどが入る酒田東急プラザビルを解体し、分譲マンションを想定した住宅棟を建設するなど新たな計画を盛り込んだ「中間報告」を発表した。昨秋に公表した基本構想を「具体化に向け、身の丈に合った内容に絞り込んだ」としている。

 同準備会(代表・五十嵐亮日新開発社長)は同社など市内の企業4社で構成。「酒田の顔にふさわしい賑(にぎ)わい交流拠点『さかたフロントスクエア』(仮称)の創出を目指す」を開発コンセプトに昨年9月、旧ジャスコ跡地にホテル棟を中心に商業棟、駐車場棟(商業棟と合築)を建設するとした整備計画を市に提案した。その後、市の支援を受けながら施設の規模、事業費、テナント誘致、収支計画など事業の具体化に向けて検討・調整してきた。

 この日は、ともに同準備会のメンバーで加藤総業の加藤聡社長、新和設備の井上義裕社長が市役所で記者会見。現時点の進ちょく状況を説明した。

 それによると、開発事業者は「酒田フロントスクエア開発」(仮称)とし、事業着手に合わせて設立する。市が所有する旧ジャスコ跡地(約6500平方メートル)に、客室約150室と宴会場、レストランからなる10階建てのホテル棟と、1階を商業施設、2階と屋上を駐車場にする商業棟を建設。2棟を2階部分で接続する。敷地面積は合わせて約3800平方メートル。

 また、日新開発が所有する酒田東急プラザビルを解体し、敷地面積約2000平方メートルの跡地に30―40部屋程度の7階建て住宅棟を建設。分譲マンションとして販売する。

 ホテル棟と商業棟は来年度に設計を行い2012年度末、住居棟は14年度にそれぞれ完成・オープンを目指す。敷地内には市がバスターミナルと広場を整備する予定。総事業費は当初と同じ約30億円と見込む。

 加藤社長らは事業会社の設立が11年度になる見通しを示し、「資本金や国などからの補助金が大きくなればなるほど事業のリスクが小さくなる」「市の土地は賃貸を希望したい」などとした。

 また、住居棟を新たに追加したことについては、「各種整備によってここは住むのに利便性の高い地域になり、需要が増えてくると思う。住居棟はその考えから盛り込んだ」と説明した。市では、今回の計画を「熟度が高まった」と評価。国土交通省の優良建築物整備事業などが活用できるよう支援していく考え。

地元企業グループが発表した酒田駅前開発のイメージ図。左がホテル棟、右奥が住居棟
地元企業グループが発表した酒田駅前開発のイメージ図。左がホテル棟、右奥が住居棟



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