2009年(平成21年) 8月2日(日)付紙面より
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酒田地区広域行政組合の「一日消防士体験勤務」が1日、酒田市大浜一丁目の同組合消防署西分署で行われた。管内1市2町の男女児童が参加。救急法や消火訓練などを体験した。
消防業務に理解を深めてもらうとともに、防火意識の高揚を図ろうと、学校が夏休みに入った毎年この時期に実施している。
この日は、酒田市と庄内、遊佐両町の小学3年生から6年生まで計23人が西分署に集合。制服に着替え、「少年消防士」に変身した後、「一日消防士」の辞令を受け取った。
消防車などの車両点検と出動訓練を見学した後、救急法の学習。消防職員の指導で三角巾を包帯のように活用する方法などを学び、2人1組になって実際に互いの手当てをしてみた。また、放水や救助、はしご車、消火の各訓練を4班に分かれて体験し、消防士の仕事の大変さを身をもって学んだ。
父親が消防団員で自分も学校の消防クラブに入っているという富樫和史君(11)=立川小6年=は「学校でも訓練しているので、三角巾は上手に結べた。将来は消防士になりたい」と目を輝かせながら話していた。
2人1組になり三角巾を使った救急法を体験
2009年(平成21年) 8月2日(日)付紙面より
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県内は8月に入っても梅雨明けせず、曇りや雨の日が続いている。この影響で庄内浜に訪れる海水浴客は例年より大きく落ち込んでいる。海水浴客を迎え入れる浜茶屋などでは「早く梅雨が明けてくれなければ困る」と思案の日が続く。
庄内浜の海水浴場は今年、10日の飛島を皮切りに19日までに海開きしたが、特に週末に天候が崩れ海水浴客数が伸び悩んだ。鶴岡市湯野浜海水浴場を管理する湯野浜温泉観光協会によると、「今年は例年に比べ半分くらいしか海水浴客が来ていない」と話し、「8月に入っても週末に天気が悪い日が続くと、宿泊予約のキャンセルが相次ぐことが想定される。今月は晴れが続けばいいのだが」と切実に訴える。
同海水浴場の浜茶屋「さかえや」では、7月の売り上げは例年に比べ、3分の1に減少した。経営する佐藤みよしさん(81)は「海開きしてからまともに商売ができたのは2、3日間だけ。60年以上もここで商売しているがこんな年は初めて」とうらめしそうに空を見上げていた。
1日午前中は久しぶりの梅雨の晴れ間と週末が重なり、今シーズンで初めてまとまった数の海水浴客が訪れたが、例年の週末に比べれば少なめ。新庄市から家族連れで来た40代の男性は「今年初めて海に来た。梅雨が明けてなくて天気が心配だったが、晴れてくれて良かった」と話していた。
酒田測候所によると、向こう1週間、晴れの日はあるものの続かないため、梅雨明けはまだ先になる見込みという。
鶴岡市の湯野浜海水浴場。梅雨明けしないため海水浴客はまばら=1日午前