2010年(平成22年) 5月27日(木)付紙面より
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鶴岡市の福栄小学校(阿部真一校長、児童43人)の児童たちが26日、近くの山などで、ナメコの菌打ちやワラビ採り体験などを通して、地元の自然に親しんだ。
児童と地元住民がともに森に親しむ活動を行い、郷土愛の醸成を図ることを目的に、木野俣自治会(佐藤小一会長)が県のみどり環境公募事業を活用し、2008年から毎年この時期に実施している。
この日は4―6年生児童21人が参加。はじめに同校体育館で温海町森林組合のメンバーが講師を務め、ナメコの菌打ちを体験した。メンバーから「出っ張らないようにしっかり打ち込んで」などとアドバイスを受けた児童たちは、電動ドリルで約40カ所に穴を開けた長さ約90センチのナラの木に、ナメコの菌が入った種駒を木づちで一つ一つ丁寧に打ち込んでいた。
ナメコの菌打ちを体験した本間飛鳥君(11)は「木づちで菌を打ち込むのがすごく楽しかった。秋の収獲が待ち遠しい」と話していた。
その後、バスで学校から約4キロ離れた山に移動し、地元住民と一緒にワラビ採りやワラビのあく抜き体験をしたほか、給食を食べて交流した。