2010年(平成22年) 7月17日(土)付紙面より
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第92回全国高校野球選手権山形大会(県高野連など主催)の開会式が16日、中山町の山形蔵王タカミヤホテルズスタジアム(YZタカスタ)で行われた。今大会には昨年より1校少ない55校が出場。甲子園出場をかけて球児たちの熱い戦いが始まった。
開会式では前年度優勝校の酒田南、準優勝校の新庄東に続き、組み合わせ番号順に各校の選手がライト側ゲートから堂々の入場行進をした。
大会会長で県高野連の布川元会長は「グラウンドで流した血と汗と涙を乗り越えた素晴らしい誇りときずなが諸君の人間力、チーム力になる。甲子園の1枚の切符を争って展開される躍動と感動の舞台、情熱こそが夢をかなえ、感動が君たちの人生をドラマに変える。一戦一戦全力でプレーすることを期待する」とあいさつ。
選手を代表し鶴岡中央の小池雅章主将(3年)が「野球ができる喜びと応援してくださる多くの方々の思いを胸に、仲間を信じて最後まで戦い抜くことを誓う」と選手宣誓した。
大会は2回戦まで鶴岡ドリームスタジアム、酒田市営光ケ丘野球場など5会場で行われる。3回戦以降はYZタカスタと天童市スポーツセンター野球場の2会場で行い、日程が順調なら決勝戦は28日午後1時からYZタカスタで行われる。
「感謝の気持ち」宣誓 鶴岡中央小池主将
力強く選手宣誓した鶴岡中央の小池主将。宣誓の言葉は自分の原案にチームの仲間が言葉を加えた。「野球、家族や仲間への感謝の気持ちを伝えたかった」という。開会式1週間前の壮行式で全校生徒の前で披露。それから毎日自宅で練習を重ねた。本番の出来は「55校の代表でプレッシャーを感じた。気持ちを伝えることができたけど、かんでしまったので80点」と悔しがる。大役を果たし「自分たちの野球で一戦一戦大切に戦いたい」と初戦に向け、あらためて闘志を燃やしていた。