2010年(平成22年) 9月10日(金)付紙面より
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鶴岡市立西郷小学校(遠藤敬校長)の5年生が9日、同市の加茂レインボービーチにクロダイの稚魚を放流した。
放流活動を通して子供たちに魚や海に興味を持ってもらい環境保護などを学んでもらおうと、鶴岡市が毎年行っている。今回は同市三瀬の県栽培漁業センターで今年6月にふ化し、育成した体長約5センチの稚魚約1000匹を用意した。
この日の放流には児童22人が参加。はじめに同センター職員から「クロダイは庄内で有名な釣りの対象魚。産卵期には1匹から約200万個の卵が生まれ、そのうち、大きく成長するのは1、2匹程度」などと説明を受けた。
その後、児童たちはバケツに数十匹ずつ稚魚を移してもらい、海沿いでそっと放し、「元気で育ってね」などと声をかけていた。
14日には堅苔沢海岸で小堅小の児童たちが稚魚1000匹を放流する予定。