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荘内日報ニュース
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2010年（平成22年） 1月17日（日）付紙面より
ツイート見学に役立てて 藤沢記念館へ車いす贈る
鶴岡市社会福祉協議会の職員たちでつくるボランティアサークル「ありんこの会」（佐藤幸美会長）が16日、今月末にオープンする市立藤沢周平記念館に車いす1台を贈った。
同会は2000年12月に発足し、現在会員は20人。毎年、同市で開催される「日本海寒鱈（だら）まつり」に参加し、お汁粉販売で得た収益金の一部を市内の児童養護施設に寄付するなどの活動に取り組んでいる。
今回は同会が発足10周年の節目の年を迎えたことを受け、記念に残る寄付をしようと、今月29日にオープンすることになった藤沢周平記念館に車いすを贈ることにした。
藤沢周平記念館前で行われたセレモニーでは、佐藤会長が「体が不自由な方たちが、安心してゆっくり館内を見学できるように使ってください」とあいさつし、榎本政規鶴岡市長に車いすを手渡した。榎本市長は「いろいろな形で鶴岡市のために尽力していただき感謝している。頂いた車いすは有効に使わせていただきます」と謝辞を述べた。
藤沢周平記念館前で佐藤会長が榎本市長に車いすを手渡した
2010年（平成22年） 1月17日（日）付紙面より
ツイート囲炉裏でこんがりと 「豆腐焼き」始まる
鶴岡市黒川地区で16日、地区の鎮守・春日神社の「王祇祭」で振る舞われる凍（し）み豆腐料理の仕込み作業「豆腐焼き」が、下座の当屋を務める清和喜一郎さん（大杉川原、屋号・治四郎）方で行われた。
2月1、2日の王祇祭では、上座・下座の両当屋や春日神社で黒川能（国指定重要無形民俗文化財）が奉納上演される。凍み豆腐料理は当屋での上演で幕あいなどに振る舞われる祭りの名物で、大量の豆腐を使うことから、王祇祭は別名「豆腐祭り」とも呼ばれる。
今年の当屋は上座が五十嵐喜市さん（上の山、屋号・候阿弥）、下座が清和さん。豆腐焼きは上座が23、24日の予定。下座はひと足早く16日と17日、親類や地区住民が総出で行っている。
下座の清和さん方では16日、敷地内の畑にパイプとトタンで仮設した約40平方メートルの作業小屋で午前8時ごろから豆腐焼きを開始。おからで作った大きないろりへ豪快にまきをくべ、周りにくしに刺した豆腐をずらりと並べた。作業する人たちは目の部分を四角に切り取った段ボールやタオルで炎の熱さを防ぎながら、竹ざおで向かい側の人に「これあど焼げだぞ」などと合図し、こんがりきつね色に仕上げていた。清和さん方では2日間でくしにして約6000本分の豆腐を焼き、凍らせて水分を抜いた後、みそ味で煮て祭りに備える。
大きないろりを囲み行われた「豆腐焼き」＝16日、下座当屋の清和さん方
2010年（平成22年） 1月17日（日）付紙面より
ツイート合格目指し問題臨む センター試験始まる
入試シーズンの幕開けを告げる2010年度の大学入試センター試験が16日、全国の各会場で始まった。庄内では鶴岡中央高校と酒田市の東北公益文科大学の2会場で合わせて約1300人の受験生が志望校の合格ライン目指して解答用紙に向かった。
大学入試センターによると、県内の志願者数は4897人（男2309人、女2588人）で前年度より82人増加した。県内6会場のうち庄内会場の受験者は鶴岡中央高が788人、公益大が500人の計1288人。
初日の16日、鶴岡中央高会場では午前8時ごろから保護者の車や徒歩で来場した受験生が集まり、正門付近で高校の教員が教え子たちを激励する姿も見られた。
午前9時半の試験開始時間が近づくと、受験生たちはそれぞれの教室に入り、「体調の悪い人はすぐに申し出ること」「携帯電話の電源を切るように」など試験官の注意に耳を傾け、問題と解答用紙が配布されるのを待った。試験開始と同時に問題用紙へ視線を走らせ、鉛筆で記入する音を教室に響かせていた。
この日の庄内地方は、冷たい風が吹き付けるものの、晴れ間が見える比較的穏やかな天候となった。山形大入試ユニット入学試験チームなどによると、午前中は交通機関の遅れや会場でのトラブルは報告されていないという。
初日は公民、地理歴史、国語、外国語、英語リスニング。17日は理科１、数学１、数学２、理科２、理科３が行われる。
センター試験開始を前に、教室で試験官から注意を聞く受験生たち＝鶴岡中央高
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