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2010年(平成22年) 4月25日(日)付紙面より

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ヒラメの直売開始 漁業者自ら消費拡大図る

 水揚げした活魚を漁業者自らが販売し地魚のおいしさをアピールしようと、鶴岡市の由良刺網組合が28日から由良漁港でヒラメの直売を始める。魚価の低迷、燃油の高騰と漁業を取り巻く環境が厳しさを増す中、「由良の漁師の心意気を示そう」と初の直売に立ち上がった。

 由良刺網組合は5隻の漁船でつくる。「家庭で魚離れが進み、魚価が下がる。漁師がやる気を出さなければ、魚の価値も上がらない。地魚を漁師たちがもっとPRしなければ」と同組合。市場価格に近い値段で由良沖のヒラメを直売し、漁業者自身の手で需要を掘り起こす。

 同組合の漁業者は、刺し網漁で水揚げしたヒラメを活魚で卸業者に販売している。この活魚を1匹そのままで消費者に直接販売する。販売期間は5月15日まで。同漁港にある県漁協由良総括支所脇の岸壁で、毎日午前8時半から同11時ごろまで販売し、売り切れ次第終了する。その日の市場の相場で価格を決める。定置網のアジなどの販売も検討する。

 組合の漁業者の1人は「産直に力を入れる農家と比べ、漁師は海から魚を捕るだけだと言われる。われわれ漁業者も何もしないではいられない。努力が必要だ。一度やってみようと、直売に踏み出す」と話し、「自分たちで捕った魚を自信を持って消費者に販売し、地元の魚のうまさを知ってもらいたい。ヒラメの活魚直売は、その第1弾」と意気込む。

 県漁協は「漁業者が個人で浜で直売するケースは少なくないが、団体やグループとなって、まとまって活魚を販売するのは庄内では新しい取り組みではないか」と話す。

 ヒラメの直売の問い合わせは、県漁協由良総括支所(土、日曜を除く)=電0235(73)3011=か、由良刺網組合の佐藤さん=同(73)3101=へ。岸壁の直売場所には、目印にのぼり旗を立てる。

活魚で取引されている由良刺網組合が水揚げしたヒラメ。浜で消費者に直接販売する=鶴岡市由良一丁目、県漁協由良総括支所
活魚で取引されている由良刺網組合が水揚げしたヒラメ。浜で消費者に直接販売する=鶴岡市由良一丁目、県漁協由良総括支所


2010年(平成22年) 4月25日(日)付紙面より

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鶴岡市由良 太公望らが歓声 海洋つり堀オープン

 鶴岡市由良の「海洋つり堀」が24日、今シーズンの営業を開始した。大勢の家族連れらが会場を埋め、釣りを楽しんだ。

 鶴岡市が安全な環境で釣りに親しんでもらおうと、1978年に開設した。釣りざおや餌などの道具を持たずに手軽に釣りができる利便性などから人気があり、シーズン中は週末や大型連休などに県内外から大勢の行楽客が訪れている。

 今年はオープン前に広さ約800平方メートルの釣り堀へカレイやヒラメ、ホッケなど500キロ以上の魚が放された。初日は時折、青空が広がったものの、冷たい風が吹く肌寒い天候。それでも、開場前には100人ほどが並んだ。午前9時のオープンを合図に“太公望”たちは一斉に釣り糸を垂らし、体長30センチほどのヒラメなどを釣り上げ、歓声を上げていた。

海洋つり堀がオープン。初日から大勢の行楽客たちが釣りを楽しんだ
海洋つり堀がオープン。初日から大勢の行楽客たちが釣りを楽しんだ



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