2010年(平成22年) 5月1日(土)付紙面より
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鶴岡市千安京田のいこいの村庄内で29日、「庄内はなの楽市楽座2010」が始まった。5月2日までの4日間、季節の花や山野草、地元特産物販売などのほか、夜間にはチューリップのライトアップも行われる。
庄内産の花きをアピールし、観光スポットとしての魅力を高めようと、いこいの村を運営する県観光物産協会の主催で2004年から毎年この時期に開かれている。
7回目の今回は、より多くの人に庄内の花を楽しんでもらおうと、例年2日間だった期間を4日間に拡大。チューリップ園そばの特設会場に、花き園芸業者や生産者グループによる切り花や花苗の出店、地元特産物の屋台など、4日間で計15団体、グループが出展する。
初日は強い風雨の中でのイベントスタートとなったが、午前10時の開始とともに傘を差した行楽客や家族連れなどが姿を見せ、気に入った花を買い求めていた。鶴岡市の花き業者は「安価で販売しているパンジーやビオラもきれいだが、バーバスカムなど珍しい花を狙って買いに来る人も多い」と話していた。
イベント期間中の1、2日は実演・体験コーナーとして押し花での小物作りや、ドライフラワーのリース作りなども行われる。チューリップのライトアップは4日午後9時まで。
2010年(平成22年) 5月1日(土)付紙面より
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酒田市黒森地区で29日、日枝神社の春の例大祭が行われた。同地区に約300年前から伝わる農民芸能「黒森歌舞伎」(県指定無形民俗文化財)の来年2月の正月興行のの演目「「一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき)」の登場人物に扮(ふん)した黒森小児童たちが地元の公民館や福祉施設を回った。
黒森歌舞伎は例年、3月に日枝神社で行われる「太夫振舞(たゆうぶるまい)」で翌年の出し物を決定。それを地区民に告知するため毎年、児童が山車に乗り、同神社の渡御行列に同行し演目を告げている。
今年は、黒森小の佐藤儀幸君(6年)と佐藤亘君(同)が「須磨浦の場」の平敦盛と玉織姫、佐藤艶輝君(同)と佐藤文哉君(5年)が「熊谷陣屋の場」の熊谷直実と源義経にそれぞれ扮した。
あいにくの降雨で行列への参加は見送りとなったが、児童たちは同神社、新荒澤自治会館、特別養護老人ホーム・ライフケア黒森、黒森コミュニティセンターの4カ所で集まった地区民らに演目を紹介。引き締まった表情で大役を務めていた。