2010年(平成22年) 5月28日(金)付紙面より
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大相撲夏場所(5月9日初日、両国国技館)で7戦全勝の幕下優勝を果たした前田(27)=本名・前田勝、鶴岡市丸岡出身、放駒部屋=が27日、鶴岡市役所を表敬訪問し、榎本政規市長に優勝を報告した。
前田は櫛引中から埼玉栄高、日大と進み、全国学生相撲個人体重別選手権大会・無差別級3位など活躍。2005年に角界入りし、同年3月の春場所で初土俵を踏んだ。06年春場所に三段目で7戦全勝の優勝を果たしている。180センチ、210キロ。
この日、後援者とともに市役所を訪問した前田は優勝の表彰状を披露するとともに「応援してくれる皆さんのおかげで優勝できました」と報告。榎本市長は「家族や地元のファンは関取になることを期待している。幕下上位になる来場所が重要。頑張ってください」と述べ、激励金を手渡した。
懇談の中で前田は、「今場所は長い相撲でも我慢できた。早いうちに勝ち越して気が楽になったことが良い結果につながった」と話した。また、母の裕子さんが昨年9月に亡くなり、優勝が懸かった13日目の21日は、父の貢さん(60)が1人で国技館まで応援に駆けつけたエピソードを語り、「父の前で負けなくて良かった。花道まで出てきてくれたので握手を交わした」と話した。
2010年(平成22年) 5月28日(金)付紙面より
ツイート庄内たがわ農協(黒井徳夫組合長)の献饌田(けんせんでん)御田植祭が27日、羽黒山の入り口となる鶴岡市羽黒町玉川の大鳥居そばで行われ、出羽三山神社の巫女(みこ)が田植え舞を奉納、参列者が田植えをした。古来からの稲作と信仰の結び付きを踏まえ、同神社に納める献上米を栽培し、近年の異常気象など稲作への不安を取り除き五穀豊穣(ほうじょう)を祈ろうと、2007年から毎年行っており今回で4年目。