2011年(平成23年) 1月14日(金)付紙面より
ツイート
吉村美栄子知事は12日、酒田市の山居倉庫・酒田夢の倶楽(くら)を訪れ、今月2日から一斉発売された庄内柿を使った新商品を視察し試食、「子供からお年寄りまで幅広い年代に受け入れられる商品ばかり。おいしい」と語った。
庄内柿を使った新商品の開発は、首都圏での販路開拓の推進を図ろうと、酒田観光物産協会(齋藤成徳会長)が、2009年度は国の「地方の元気再生事業」、本年度は県の「公募型重点分野雇用創出事業」をそれぞれ活用し取り組んできたもの。
同観光物産協会は、研究会(委員長・小松尚小松屋社長)を組織。首都圏在住の若い女性の意見を取り入れながら市内の加工業者、生産者が菓子やカクテル、かまぼこなどの新商品16点を企画・製造。今月2日から夢の倶楽で一斉販売がスタートした。
夢の倶楽の登坂俊二総支配人の案内で販売コーナーを視察した吉村知事は、庄内柿を使った和風ゼリーやチョコレート、お茶、クッキーなどを試食・試飲。小松委員長からこれまでの経過の説明を受け、吉村知事は「若い女性の視点を取り入れたということで既成概念を打ち破るバラエティーに富んだ商品が並び、どれもおいしい」と述べた上で、「加工品として通年で販売できるようになったことが素晴らしい。売れる商品を販売し、本県の産出額アップに貢献してほしい」と激励した。