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2011年(平成23年) 2月25日(金)付紙面より

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電気クラゲ ふわふわ 理科の面白さ実験で学ぶ

 酒田市の宮野浦小学校(佐藤茂穂校長、児童370人)で23日、「おもしろ実験教室」が開かれ、静電気の性質を理解するためのさまざまな実験に取り組んだ。

 子供たちに理科の面白さを知ってもらう狙い。鶴岡高専名誉教授の土田重征さん(67)=酒田市新屋敷=を講師に招いて先月と今月、希望する児童を低学年と高学年に分けて1回ずつ、「ロング昼休み」の時間を利用して実験教室を開講。計4回目のこの日は、1―3年生合わせて40人が参加した。

 最初に、塩化ビニールのパイプをこすって風船に近づけると風船が逃げたり、ちぎったティッシュペーパーにこすったプラスチックの下敷きを近づけるとくっつくことを確認。静電気には反発し合ったり、引き合ったりする性質があることを学んだ。

 続いて反発する性質を利用し、「電気クラゲ」を空中に浮遊させる実験。長さ20センチほどに切った薄いポリエチレン製の梱包(こんぽう)用テープの真ん中に結び目を作り、その両側をくしで細く裂いて仕上げた「電気クラゲ」と塩ビパイプを、ともにティッシュペーパーでこすってから近づけた。

 最初はなかなか成功しなかったが次第にコツをつかみ、電気クラゲをふわふわと上手に漂わせ続ける児童も。教室の中は「できないよー」「やったーっ」の声が交錯した。子供たちの中で最初に成功させた3年生の梶原空斗君(9)は「大変だったけどできて良かった。静電気は本当にすごいと思った」と感想。

 教授を3年前に退官した後も鶴岡高専で非常勤講師を務めている土田さんは、「子供たちがものづくりや実験に関心を持つことで、理科を好きになる土台になれば」と話した。本年度の「おもしろ実験教室」はこの日が最終回。同校では、来年度も引き続き開講したいとしている。

「電気クラゲ」の浮遊実験を見事に成功させ満足顔の男の子
「電気クラゲ」の浮遊実験を見事に成功させ満足顔の男の子



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