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2011年(平成23年) 5月8日(日)付紙面より

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朝掘り「湯田川孟宗」直売始まる

 ようやく営業開始です―。鶴岡市湯田川にある鶴岡市農協の直売施設で7日、特産の「湯田川孟宗(もうそう)」の直売が始まった。大雪と低温続きの影響で例年より10日ほど遅い店開きとなり、待ちかねた大勢のファンが訪れ、「朝掘り」の新鮮な孟宗を買い込んでいた。

 湯田川地区は粘土質の赤土が孟宗の栽培に適している上、生産者のきめ細かな管理によって軟らかくえぐみの少ない良質の孟宗が収穫でき、県内外に知られている。

 直売所は同農協湯田川孟宗部会(大井孝雄会長)が毎年、旬を迎える時期に開設している。「魚より足が速い」(同部会)ということもあり、新鮮さを売りに朝掘りにこだわって出荷。今年は約65人が同部会に登録する。

 例年はゴールデンウイーク前ごろに直売開始となるが、「今冬の大雪と雪解けの遅れで地温が上がらなかった」(生産者)ため、まとまった量が確保できず店開きが遅れた。午前6時すぎから生産者が次々と掘りたての孟宗を持ち込み、大きさごとに仕分けし、直売所に並べた。初日は約80キロが出荷され、同部会の生産者は「小ぶりなものが目立った。1週間ほどすれば大きなものが収穫できるのでは。ピークは今月15日から20日にかけてだろう」と話した。

 この日、直売所には開店の午前6時45分を前に丹前姿の宿泊客ら十数人が並んだ。同5時すぎに訪れたという鶴岡市美原町の50代の男性は「まだかと思い、おととい来て看板を見て開始を知った。今日は湯田川の孟宗尽くしを楽しむ」と笑顔を見せ、酒田市両羽町の70代の女性は「毎年3回は来ている。昨年初めて親類に贈ったら『おいしい』と喜ばれた」と話し、愛知県の親類への宅配を早速申し込んでいた。前日に湯田川温泉の旅館に宿泊した山形市内の60代の夫婦は「旅館の人に教えられて来た。旅館で食べた料理がおいしかったので、たくさん買っていきたい。切り口が白くて新鮮で、見るからにおいしそう。やっぱり朝掘りは違う。湯田川孟宗は山形でも有名なので、いいお土産になる」と話していた。

 直売は5月末までを予定し、毎朝午前6時45分に開店する。価格は昨年と同じで1キロ当たり500―800円。

例年より10日ほど遅れて特産の「湯田川孟宗」の集荷と直売が始まった=7日
例年より10日ほど遅れて特産の「湯田川孟宗」の集荷と直売が始まった=7日



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