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2011年(平成23年) 5月10日(火)付紙面より

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地元産杉使い木札1000枚 鶴高養生徒が製作

 鶴岡市の天神祭(25日)で「化けもの」に配布する記念品の木札が完成し9日、同祭実行委員会(委員長・早坂剛鶴岡商工会議所会頭)に納品された。県立鶴岡高等養護学校(畑山淳一校長、生徒53人)の生徒たちが地元産杉を使い製作したもので、生徒代表が市役所を訪れ、山本益生副市長に完成品を手渡した。

 同実行委では毎年、祭りに「化けもの」として参加する市民らに長じゅばんや編みがさ、帯などの装束一式を無料で貸し出すとともに、オリジナルの記念品をプレゼントしている。鶴高養の生徒による木札製作は、社会学習の一環として、同校現場実習支援の会(佐藤公力会長)の仲介で昨年に続いて実現した。

 今年の木札は縦10センチ、横6センチの大きさ。庄内映画村の従撮画家、平野克己さんが原画を描いた焼き印が表裏に押してある。裏面の絵は、ヤツデのうちわを持った天狗(てんぐ)が「さあ、何でもやつでみよう!」と呼び掛けている。

 生徒たちは今年2月から地元産杉の板を仕入れ、切り、磨き、焼き印を押し、穴にひもを通す作業に、全校を挙げて取り組み、1000枚を完成させた。

 この日は生徒会長の斉藤克さん(17)=3年生=が生徒4人と畑山校長らとともに市役所を訪れ、山本副市長に完成品を手渡した。山本副市長は「ありがとう。皆さんに喜んで使ってもらえると思う」と感謝を述べた。

 その後の懇談で生徒たちは「1枚ずつ心を込めて磨いた」「焼き印を中心がずれないように押すのが大変だった」「来年は東北をデザインしたものを作りたい」などと語った。

 鶴高養の生徒たちは祭り当日の25日午後、鶴岡公園疎林広場で、青空市として木工や被服、窯業などの成果品の販売も行う。

鶴岡高等養護学校の生徒が製作した天神祭の木札
鶴岡高等養護学校の生徒が製作した天神祭の木札



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