2011年(平成23年) 5月10日(火)付紙面より
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鶴岡市羽黒町上野新田の鈴木農園(鈴木繁治代表)で、ハウス栽培のブルーベリーが収穫期を迎え、連日のように収穫作業に追われている。
鈴木農園は、1981年からブルーベリー栽培を行っている。月山高原にある農園の広さは約7ヘクタールで35種、約9000本を栽培しており、個人栽培としては日本一の規模という。ハウス栽培は、ブルーベリーを通して地域活性化を図ろうと2009年から始めた。
ハウス内ではフロリダスターやダイヤモンドスターなど促成栽培に適した品種6種、300本をポット栽培している。収穫は今月1日からスタート。作業は鈴木代表ら3人で行い、高さ約2メートルまでの木にたわわに実った紫紺色の実を一粒一粒丁寧に摘み取っている。
収穫したブルーベリーは、庄内地方の青果店や菓子店などに出荷する。ハウス物の収穫は今月いっぱいまで行われる。鈴木代表は「今年は大雪の影響で露地物の生育が10日ほど遅れている。ハウス物はほとんど天候の影響を受けず、甘味と酸味のバランスが良いものが出来上がった」と話した。