2011年(平成23年) 11月22日(火)付紙面より
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外国出身者を対象にしたすし作り教室が20日、鶴岡市の出羽庄内国際村で開かれ、プロのすし職人の指導で巻き物とにぎりずし作りに挑戦した。
日本語を指導しているボランティア組織「出羽庄内国際村日本語教室」(真島正博代表)が、日本文化に親しんでもらおうと2008年から同国際村と共催。今年は中国、韓国、米国、カナダ、エジプト各国出身の留学生ら12人とボランティアスタッフ、合わせて約30人が参加した。
寿司処三幸(同市本町二丁目)の川上祐士さんが講師となり、「手にシャリがくっつかないように水をつけて」「あまり固くギュッとは握らない」などと指導した。参加者たちはカッパ巻きやマグロ、イカ、エビなどにぎりを作り、キュウリが大きくはみ出した巻き物などの完成品に大きな笑いが起きるなど、楽しそうに取り組んでいた。
エジプト出身のスルタン・ヌールさん(40)=鶴岡市藤島、アルバイト=は「日本に来るまで生魚を食べたことはなく、最初は抵抗があったが、今では生ずしが大好き。すしを作ったのは今日が初めて。今度は家で、家族と一緒に作りたい」と話していた。