2011年(平成23年) 11月22日(火)付紙面より
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鶴岡市立朝暘第一小学校(本間立校長、児童615人)は21日、鶴岡市を訪問した北海道の木古内町立木古内小学校(伊藤良美校長、児童170人)と姉妹校の盟約を結んだ。これまで46年間にわたり姉妹校として交流してきた同町立鶴岡小学校が今年3月に閉校し、木古内小に統合されたことによるもの。朝一小と木古内小の児童代表が対面式でプレゼントを交換し、さらなる交流の発展を誓い合った。
木古内町の鶴岡地区は、1885(明治18)年ごろに庄内藩士105戸が開拓移民として北海道に渡り、函館市の西約30キロの木古内地区の一角に古里の名前を付けたとされる。89年、同地区に鶴岡小学校が設置された。後年、鶴岡市史編さん者が資料収集で同校を訪れた際、「鶴岡市の小学校と姉妹校の盟約を結びたい」と打診があり、1964(昭和39)年に朝一小と鶴岡小が姉妹校となった。
以来46年間にわたり、手紙やビデオレターなどの発信や相互訪問などで交流を重ねたが、今年3月に鶴岡小は閉校し木古内小と統合した。交流の灯を絶やさないため、朝一小はあらためて姉妹校盟約を呼び掛け、木古内小側も快諾した。
今回の盟約に当たり、木古内小から伊藤校長と児童代表2人、引率の教員など6人が19日に来鶴。朝一小の見学や羽黒山登山など市内を観光し、朝一小で21日に行われた対面式に臨んだ。はじめに朝一小の本間校長が「木古内小と交流できることをうれしく思う。いつまでも交流を深めていきましょう」、木古内小の伊藤校長が「皆さんから送ってもらった庄内柿はとてもおいしかった。末永く仲良く交流したい」とそれぞれあいさつ。
続いて木古内小の児童会長の福井純菜さん(6年)が「互いに良いところを知り、伝えながら仲の良い学校になっていきたい」とあいさつ。朝一小運営委員長の齋藤友貴君(6年)が「これから交流を通して仲良しの絆を深めていきましょう」と歓迎の言葉を述べた。
その後、木古内小6年生全員でデザインや色を考えた「絆」の文字が入ったホオノキのプレートと、朝一小6年生全員で考えた「新しい絆、いつまでも」のメッセージを添えた御殿まりをプレゼント交換。朝一小5、6年生と木古内小の一行が一緒に記念撮影し、さらなる交流を誓い合った。