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2011年(平成23年) 2月16日(水)付紙面より

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公民館借り保育再開 園舎半焼の道形保育園 助け合い、町内会が提供

 14日朝の火災で園舎が半焼した鶴岡市道形町の社会福祉法人道形保育会・道形保育園(菅原光輝園長、園児115人)は、15日から近くの道形町公民館を全面的に借り受けて保育を再開した。当面、同公民館での保育を継続する予定で、併せて焼け残った園舎の活用や改修などについて詰めていくという。

 道形町公民館には15日午前7時半ごろから、園児を送る保護者の車が次々に到着。迎えに出た保育士が近寄り、「ご迷惑をおかけして申し訳ありません」とあいさつし、子供を預かった。

 保護者の男性は「昨日の夕方、公民館に来るように連絡をもらった。週末に説明会を開くという。当面ここを使うということだが、その後は分からない。あちこちに分散とかになると子供がかわいそう」、別の男性は「園側も大変なので、新しい着替えを持ってきたりとか、園の負担が増えないように、親としてもできることをしていきたい」と話した。

 保育士によると、この日は数人を除き、全園児が登園した。園では特に子供を預けることの自粛要請などは行わず、すべて受け入れる態勢で臨んでいるという。

 菅原園長によると、遊具は市内の他の保育園に協力を呼び掛け、使っていないものを持ってきてもらった。昼寝用のふとんは大半が焼けたため、リースで対応した。

 菅原園長は「1カ月ぐらいは公民館を使わせてもらう予定。焼け残った園舎は、水道やガス管などライフラインの状態などを確認し、使えるかどうかを今日、明日にも判断したい。ただ、相当すすが入っており、もし使えるとしてもかなり清掃や改修が必要で、いつから使えるかめどは立っていない。最終的には全面的な改修が必要になるかもしれないが、それはこれから考えていくことになる」と話した。

 道形町公民館は、市北部振興センターとして市が建設。2009年4月からは市が土地と建物を道形町町内会に無償貸与し、名称も道形町公民館となっている。

 保育に公民館を提供した同町内会の菅原由明会長は「今の時代の子育ては、地域で助け合いながら進めなければならない。道形保育園の園児たちも地域の子供たちであり、今後とも町内会としてできる限り協力していきたい」と話している。

道形町公民館で保育が再開。保護者から子供を預かり公民館に向かう保育士たち=15日午前8時ごろ
道形町公民館で保育が再開。保護者から子供を預かり公民館に向かう保育士たち=15日午前8時ごろ


2011年(平成23年) 2月16日(水)付紙面より

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「笙」の音色に目見張る 朝三小雅楽教室

 鶴岡市の朝暘第三小学校(伊藤政良校長、児童701人)で14日、雅楽教室が開かれ、6年生126人が雅楽の生演奏や舞を鑑賞するとともに、楽器に触れ、伝統の音楽に親しんだ。

 6年生の音楽の授業「日本の伝統音楽」の一環として毎年、県祭祀楽研修会(武田忠徳代表)の協力で実施している。13回目の今年は、同研修会の会員ら13人が同校を訪れた。

 荘内神社(同市馬場町)の石原純一宮司が司会を務め、「雅楽は1400年の歴史がある」などと解説。楽人たちははじめに雅楽「越天楽」を、ゆったりとしたリズムで演奏。6年生たちはその返礼に、リコーダーで、授業で習った同曲の一節を吹いた。引き続き、「君が代」を雅楽の伴奏で歌ったり、巫女(みこ)舞「豊栄の舞」、龍の面を着けた男性の舞「陵王」を鑑賞した。

 また、児童たちは、楽器を手に取って演奏したり、楽人の装束や舞い手のお面を身に着けたりした。竹の管を組み合わせた「笙(しょう)」を吹いた児童は、金属的な音色にあらためて驚くように、目を見張っていた。

雅楽の楽器を手に取り鳴らしてみる朝三小の児童たち
雅楽の楽器を手に取り鳴らしてみる朝三小の児童たち



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