2011年(平成23年) 7月15日(金)付紙面より
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「砂丘メロン」の産地として知られる酒田市浜中地区にある浜中小学校(村岡真人校長、児童131人)で13日、「メロン給食」が行われ、デザートに出された地元産のメロンに児童たちが豪快にかぶりついた。
農家女性の有志グループ「浜中メロン食べさせ隊」(小林弘子代表)が、地元の農産物を通じて農業への理解を深めてもらう食農教育の一環として、浜中認定農業者会(河村賢治会長)などの協力を受け2007、09年に引き続き企画。自ら育てたアンデスメロンの大玉計約80個を無償で提供した。
メロンは、1、2年生は4分の1ずつ、3―6年生は半分ずつ切り分けられ給食で配布。児童たちはいつもより急いでご飯を食べ、メロンの皿に手を伸ばし、「甘い」「うまい」と歓声。中には顔じゅうを汁だらけにしてかぶりつく児童もいた。
4年生の小林由季さんは「家でもメロンを食べるが、給食に出されると別の味がする感じ。おいしい」、2分の1サイズを2つ食べた6年の南直織樹君は「メロン給食はとてもうれしい。家だとあまり食べないけど、給食だといっぱい食べられる」とそれぞれ笑顔で話していた。
小林代表は「児童たちの『おいしい』という笑顔が見たくて企画したもの。大きくなり地元を離れるようになったら『浜中のメロンは日本一おいしい』と誇ってもらえたら」と話していた。
2011年(平成23年) 7月15日(金)付紙面より
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鶴岡市鼠ケ関の鼠ケ関港で、夏の訪れを告げる真イカ(スルメイカ)の一夜干し作業が盛んに行われている。
一夜干しは、わたを取って開いたイカを天日干しすることで、イカのうまみを凝縮させる。鼠ケ関港に隣接する売店の女性らが天日干し作業する風景は、夏場のイカ漁が盛んな同港の風物詩となっている。
14日午前中は曇りがちながら時折青空ものぞくまずまずの天候に恵まれ、港の一角に軒を並べている各販売店の女性たちが、店先でさばいたイカを一枚ずつ丁寧に網の上に並べたりする作業に追われていた。
販売店の「鼠ケ関港鮮魚センター」ではイカの水揚げが増えた先月から作業が盛んに行われるようになった。
同店従業員は「多い日は600枚くらい干すときがある。特に天気が良い日に干したイカはうまみがあっておいしい」と話していた。