2012年(平成24年) 3月29日(木)付紙面より
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庄内町立狩川保育園(佐藤眞理子園長、園児81人)で28日、ダチョウの卵が園児たちの前にお目見えした。園児たちは大きな卵で作ったスクランブルエッグを試食するとともに、殻に絵を描くなどして珍しいダチョウの卵に触れた。
この卵は、同町狩川地区のダチョウ広場を運営する立川ダチョウ愛好会(高橋勝会長)が内陸で手に入れ、「町内の子供たちに見てもらいたい」と庄内町に寄贈したもの。町は狩川、余目の両保育園で子供たちの学びに役立てることにした。
この日、狩川保育園で3歳児23人にお披露目された卵のサイズは高さ13センチ、直径12センチ、周囲38センチで殻の厚さは約2ミリ、園児が手に持つと顔ほどもある大きさ。手触りやにおいを確かめると「ざらざらしててすごく硬い」「なんか臭い?」と顔を見合わせていた。
保育士がマイナスドライバーと金づちを使って殻に穴を開け、中から大量の黄身と白身が出てくると、「卵の海だ!」と園児たちは大騒ぎ。ホットプレート2台でスクランブルエッグを作ったところ、通常の鶏卵で作ったものが小鉢1杯分で、ダチョウの卵はお盆サイズの大皿3杯分になった。
園児たちは鶏とダチョウの卵の味を食べ比べながら「ダチョウの方が白っぽいね」「どっちもおいしい」と話していた。試食後は卵の殻にマジックでチョウや花、お日様など園児たちがそれぞれ記念のイラストを描いた。