2012年(平成24年) 4月7日(土)付紙面より
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県立産業技術短期大学校庄内校の2012年度入学式が6日、酒田市京田三丁目の同校で行われ、48人が目標とするエンジニアや国際経営のスペシャリストを目指し、2年間の学生生活をスタートさせた。
高度化、多様化、グローバル化する産業界のニーズに応え、実践的技術者と国際感覚を身に付けた行動的経済人を育成しようと、1997年4月に開校。教官1人が学生3、4人を受け持つ少人数教育が特徴で高い就職率を誇り、そのほとんどが地元企業に就職している。本年度は制御機械科に14人、電子情報科に15人、国際経営科に19人が入学。総学生数は95人になった。
この日は入学生一人一人の名前が呼び上げられ、横山正明校長が入学を許可。引き続き「皆さんは今日からこの学校の主役。その自覚と情熱を持って勉学に努め、風光明媚(めいび)なここ庄内・酒田の地で、本県の産業振興に役立つ技術者、ビジネスパーソンになってほしい」と式辞を述べた。
入学生を代表して電子情報科の秋野洋晃さん(18)=鶴岡市加茂=が「この学校の高い就職率は先輩方が築き上げてきた努力の結果。私たちも続くことができるよう、日々努力していく。地道な努力がいつか必ず報われることを信じ、一歩一歩確実に成長していきたい」と誓いの言葉を述べた。