2012年(平成24年) 4月24日(火)付紙面より
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鶴岡市の「大山公園さくらまつり」が22日、同公園イベント広場で開かれ、同市黒川地区に伝わる黒川能(国指定重要無形民俗文化財)の上演など各種イベントが行われた。
大山観光協会や出羽商工会大山支所などで組織する大山公園さくらまつり実行委員会(齋藤勝元実行委員長)の主催で、毎年この時期に開催している。
公園内にはソメイヨシノを中心に約800本の桜の木が植えられている。広場周辺の桜の開花はまだだが、実行委員会によると29日ごろには見頃になるという。
広場に設けられた特設ステージでは、黒川能観賞会や大山地区伝統芸能「いざや巻」の披露などが行われた。このうち観賞会では、黒川能保存会による上座能「吉野天人(よしのてんにん)」や狂言「蟹山伏(かにやまぶし)」が上演され、観客たちは引き込まれるように見入っていた。
この他、広場ではポニーの乗馬体験やお酒などの販売も行われ、大勢の家族連れらが思い思いの休日を過ごしていた。