2012年(平成24年) 11月18日(日)付紙面より
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鶴岡市立朝暘第三小学校(渡會晃校長、児童661人)で15、16の両日、音楽と組み合わせた「スペシャル読み聞かせ」が行われ、子供たちを夢の世界に引き込んだ。
学区内の保護者や住民らでつくる読み聞かせサークル「ダンボのみみ」(五十嵐千秋代表、会員約40人)が2008年から「読書の秋」に合わせ、メンバーの多芸多才を生かし絵本の楽しさを伝えたいと実施。5年目の今年は、海の男と魚たちが音楽を通して友情を育むというストーリーの絵本「うみのがくたい」を取り上げ、9月から練習を重ねていた。
初日の15日はメンバー12人が訪れ、1、2、5の3学年にそれぞれ公演。このうち5年生約120人の回ではスクリーンに絵本の映像を映し朗読しながら、ピアノやバイオリン、木琴、リコーダーなどで「しゃぼん玉」「アメージング・グレース」など各シーンに合った曲や効果音を奏でた。
子供たちはピアノとバイオリンの美しいハーモニーにうっとりと引き込まれるように、絵本の世界に浸っていた。
クジラ役の朗読とトランペット演奏で特別出演した渡會校長は「音楽が加わると、絵本の世界がさらに豊かで深いものになる。楽しみにしている子供たちも多い」と話し
た。
16日には3、4、6の3学年にも公演した。来月には市内の保育園にも“出張公演”の予定。