2012年(平成24年) 5月19日(土)付紙面より
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第59回春季東北地区高校野球県大会(県高校野球連盟主催)の開会式が18日、鶴岡市の鶴岡ドリームスタジアムで行われた。東北大会出場を懸け、27日まで球児たちの熱戦が庄内地区で繰り広げられる。
今大会には県内4地区の予選を勝ち抜いた計18校が出場。鶴岡ドリームスタジアムと酒田市光ケ丘野球場の2カ所で試合を行う。上位3校は東北大会(6月7―11日、青森県)へ出場する。また、ベスト4に勝ち上がったチームは夏の全国高校野球選手権山形大会のシード権を得る。
この日はあいにくの雨天となり、開会式は同スタジアムの室内練習場で行われた。前回大会優勝の酒田南が優勝旗、優勝杯を返還した後、大会会長の佐藤政士県高野連会長が「全国における東北のレベルは飛躍的に向上している。県勢もこの波に乗り遅れることなく、県代表としてこの大会に臨み、良い試合を見せてくれることを期待する」とあいさつした。
選手を代表して山形南の安部晃史郎主将が「長く厳しい冬を乗り越え、夏につながる大事なこの大会に臨む。練習の成果を発揮し、最後まで全身全霊、正々堂々と戦うことを誓う」と宣誓した。
この日は降雨が強まり予定の2会場計4試合はいずれも19日に順延された。決勝は27日午後0時半から鶴岡ドリームスタジアムで行われる。
2012年(平成24年) 5月19日(土)付紙面より
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今年で21回目を迎えた「ふじの花まつり」が18日、鶴岡市藤島体育館で始まり、地域住民が丹精込めて育てたフジの花の盆栽展などに大勢の人が訪れ、にぎわっている。
地域内の農商工観の各団体などによる実行委員会(田中壽一実行委員長)が、地域名にちなみ、毎年この時期に開いている。
メーンのフジの花の盆栽展には今年、53人が105鉢を出品した。種類は、一般的な「野田藤」をはじめ、桃色がかった「昭和長藤」、気品ある香りを放つ「昭和白藤」など10種類。
実行委事務局によると、今春は低温続きだったため、昨年より開催日を1週間ほど繰り下げて設定。しかし、4月下旬に好天が続いて一気に成長が早まり、結果的に展示は最盛期と重なった。
18日は午前中から夫婦連れなどが訪れ、たくさんの花房が垂れ下がった盆栽に「すごい」と声を上げたり、花に顔を近づけて香りを吟味したりしていた。展示は20日までの午前9時―午後6時(入場無料)。
19、20日は地域の特産品の販売やミニコンサート(19日)、呈茶(20日)なども行われる。同体育館前など露地のフジ棚も見頃となり、「もう10日ほどは楽しめそう」(実行委)という。