2013年(平成25年) 1月30日(水)付紙面より
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鶴岡市の福栄小学校(阿部真一校長、児童38人)は29日、旧温海町時代から交流のある姉妹校の鹿児島県曽於市(旧大隈町)の笠木小学校に雪をプレゼントするため、雪の箱詰めを行った。
両町の交流は、「戊辰の役」で、旧大隈町ゆかりの岩川私領五番隊と庄内藩が旧温海町関川地区で戦ったことが縁となり、1996年に始まった。両校は2000年から交流し、06年には姉妹校盟約を締結、年賀状などの交換を行っている。
雪のプレゼントは、笠木小の児童から雪遊びを楽しんでもらいたいと毎年行われており、この日の作業には全校児童が参加した。手書きのイラストなどを添えた発泡スチロール箱6個を用意し、児童たちはグラウンドに降り積もった雪を手作業で丁寧に詰めた。6年生の野尻ゆいさん(12)は「雪だるまにしてたくさん遊んでほしい」と笑顔で話していた。
箱詰めした雪は同日中に発送し、笠木小へ来月1日に届くという。