2013年(平成25年) 4月5日(金)付紙面より
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鶴岡の春の味覚を代表する孟宗(もうそう)を特選素材にした「春風孟宗御膳」と「春風寿(す)し御膳」が13日から、鶴岡市内の料理店とすし店計13店舗で提供される。庄内浜の旬の地魚とともに各店の自慢の料理が楽しめる。
鶴岡市体験型観光推進協議会(三浦惇会長)が各店の協賛を得て、鶴岡を訪れる観光客らに旬の食材をPRする「四季の昼・夜御膳」「四季の寿し御膳」シリーズの本年度第1弾。「鶴岡を訪れた際に何を食べればいいの?」といった問い合わせがあったのをきっかけに10年前から、鶴岡の旬の食材を知ってもらう「御膳」として始まった。夏は岩ガキとだだちゃ豆、秋はハタハタの湯あげと芋煮汁、冬は寒鱈(かんだら)汁をそれぞれ特選素材に、季節ごとの旬の食材を加えて提供している。昨年度は四季を通して約800食が提供された。
春は料理店の孟宗御膳、すし店の寿し御膳とも孟宗汁が共通の一品として提供され、寿し御膳はにぎりずしかちらしずしのいずれかを選べ、チラシを持参するとにぎりずし1貫をサービスする。昼は孟宗御膳が1人2500円でマス焼き、あんかけ、刺し身などが付き、寿し御膳は2100円。夜は孟宗御膳が3500円から、寿し御膳は3000円から楽しめる。
提供店舗は孟宗御膳が▽いな舟▽大多喜亭▽新茶屋▽蔵屋敷LUNA▽水の食卓百けん濠▽滝太郎▽滝水亭▽坂本屋―の8店。寿し御膳は▽三幸▽芝楽▽安兵衛寿し▽扇寿し▽美都寿し―の5店。原則として前日までの予約が必要だが、当日予約が可能な店舗もある。春風御膳の提供は6月5日まで。夏の「涼彩(りょうさい)御膳」は7月6日―8月18日、秋の「秋晴(あきばれ)御膳」は9月6日―10月31日、冬の「雪見御膳」は12月21日―2月10日に提供される。提供店舗は、いずれも春御膳と同じ。
問い合わせは協議会事務局の市観光物産課=電0235(25)2111、内線569=へ。