2013年(平成25年) 4月19日(金)付紙面より
ツイート
鶴岡市観光ガイド協議会(村岡敏会長、会員33人)のメンバーたちが17日、同市内にある観光スポットを中心に清掃活動を繰り広げた。
日頃、案内している観光スポットに感謝するとともに、多くの観光客が訪れるゴールデンウイーク前に自信を持って案内ができるようにと、10年ほど前から毎年この時期に実施している。
同協議会の総会を市役所で行った後、会員登録する観光ボランティアガイド15人が参加。この日はあいにくの雨模様となったが、三雪橋から大泉橋と鶴岡公園から大督寺までの2グループに分かれ、「藤沢周平ゆかりの地」の案内看板が設置されている観光スポットを中心に約1時間にわたり清掃に取り組んだ。会員たちは路上に落ちている空き缶やビニールごみなどを分別しながらごみ袋に入れたり、案内板や銅像を磨くなど、手際よく作業していた。
村岡会長は「私たちが少しでも町の中をきれいにすることで、訪れた人たちが気持ち良く観光できればと思う」と話していた。
2013年(平成25年) 4月19日(金)付紙面より
ツイート
鳥海山の中腹を通る山岳観光道路・鳥海ブルーラインの除雪作業が、今月26日の開通を目指して急ピッチで進められている。
遊佐町と秋田県にかほ市を結ぶ鳥海ブルーラインは全長約35キロ。積雪や凍結のため冬場は通行止めとなっているが、春山開きに合わせて開通、大型連休中は大勢の行楽客らでにぎわう。
本県側は同町吹浦の小野曽集落にある旧料金所から県境までの約15キロ区間で、今月3日に除雪作業がスタート。本県側を担当している業者によると、担当して以来、最も多かった昨年に匹敵する積雪量という。業者の一人は「今月12日に30センチほどの積雪があった。中には昨年の積雪量を上回る箇所も見受けられる」と話す。
県庄内総合支庁、遊佐町による作業の進捗(しんちょく)状況視察が行われた18日午前は、作業員8人が重機6台を使って同町の大平山荘(標高約1000メートル)まで残り約1・6キロ付近で作業。約3メートルの雪の壁をブルドーザーで切り崩した後、ロータリー除雪車で吹き飛ばす作業を繰り返し、開通時の名物となっている「雪の回廊」を作り上げていた。
視察を終えた同町の本宮茂樹副町長は「毎年のことながら、大変な作業に従事してもらっていることに感謝。無事に開通できるよう安全に気を付けて最後まで尽力を」と作業員を激励した。
開通式は、26日午前10時から小野曽集落の旧料金所で行われ、先着30人には記念品を贈る。その後、パトカーの先導で大平山荘までパレード走行する予定。