2013年(平成25年) 4月21日(日)付紙面より
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全国のクラフト作家が集う祭典「庄内クラフトフェアin松ケ岡」が20日、鶴岡市羽黒町松ケ岡の松ケ岡開墾場で始まり、大勢の買い物客でにぎわった。フェアは21日まで。
フェアは、地元を中心に活動しているクラフト作家の有志でつくる実行委員会(石堂佳美委員長)が、作家同士の交流と観光振興を目的に2005年から毎年開催。国指定史跡の歴史を感じさせる空間と、手作り品の味わいがマッチし、庄内の春を代表するイベントとして定着。例年、開催期間の2日間で延べ約2万人が来場しているという。
9回目の今回は、北海道から岡山県まで初参加の作家30人を含め134人が出店。桜並木沿いにテントを設けるなどし、木工や陶芸、染織、ガラス彫刻、石細工、竹工芸など幅広いジャンルの手作り作品が並んだ。
初日の20日は、時折、冷たい風が吹き付ける肌寒い天候となったが、午前10時にオープンすると県内外から大勢のクラフトファンが詰め掛けた。女性グループや家族連れらは開墾場内を散策し、気に入った作品の前で足を止め、作家から直接作品の説明を受けたりしながら、思い思いに買い物を楽しんでいた。石堂委員長は「今年は初めて参加してくれる作家さんが多く、例年以上の盛り上がり。また、会場内の桜は三―四分咲きだが、久しぶりの共演となった。新たな作家さんとの出会いを楽しみに多くの方に会場に足を運んでほしい」と話した。