2013年(平成25年) 5月5日(日)付紙面より
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今年、開館30周年の節目を迎えた酒田市の土門拳記念館(池田真魚館長)で4日、恒例の「拳ちゃんこどもまつり」が開かれた。ミニSL運行やよろい着用体験、小中学生を対象にした写真教室など各種イベントが繰り広げられ、子供たちの歓声が周囲に響いた。
日本を代表する写真家で同市名誉市民の土門拳(1909―90年)の作品を所蔵・展示している同記念館は毎年、子供が好きだった土門にちなみ、広く子供たちから写真の楽しさを知ってもらおうと毎年、大型連休に合わせて同まつりを開催。開館同様、今年で30回目となった。
この日は青空の広がる絶好の行楽日和。写真教室では、いずれも土門に師事した写真家の藤森武さん、堤勝雄さんが講師となり、小学生を中心に30人が参加した。「写真は記録として永遠に残るもの。たくさん撮って写真を好きになってほしい」「縦の構図でも撮ってみて」などとアドバイスを受けた子供たちは、被写体を見つけるたびに夢中でシャッターを切っていた。
また、長蛇の列ができたよろい着用体験では、武具甲冑(かっちゅう)をまとって“武将”となった子供たちがポーズを取っていた。