2013年(平成25年) 5月25日(土)付紙面より
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遊佐町は本年度、町内6小学校全校の1年生が親と一緒に選んだ絵本を、全児童101人にプレゼントする事業を新たに開始、遊佐小(田中泰校長)で24日、最初の贈呈式が行われた。
子供たちの読書力向上を図るとともに、一緒に本の選定に関わることで大人にも読書の意欲を高めてもらおうと、町立図書館(高橋達史館長)の新規事業に採択。新1年生に先月、贈呈候補の絵本10冊の表紙とタイトル、簡単な内容を記したプリントを配布し、その中から親子で好きな1冊を決めてもらった。
この日は、那須栄一教育長が児童代表3人に絵本をプレゼント。その後、一人一人に担任から手渡された。いたずらばかりしている男の子が、大失敗してしまう「だめよ、デイビッド!」を選んだ齊藤大夢君(7)は「前に読んで、デイビッドの話す言葉が面白かったから」と希望した理由を話していた。
今後は28日に稲川小、29日に高瀬、蕨岡、吹浦各小、31日に西遊佐小の1年生にプレゼント。那須教育長は「心豊かでたくましい町民を育成するベースになる」と期待している。