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2013年(平成25年) 9月3日(火)付紙面より

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統合の松山中学校で“最後の運動会”

 統合により来年3月で閉校する酒田市の松山中学校(松本克則校長、生徒127人)で1日、最後の運動会が開かれた。フィナーレを飾って男子生徒有志が組体操「三段円塔」を披露。頂上の生徒が「ありがとう松山」と書かれた巻き物を広げると、詰め掛けた家族らから大きな拍手が沸いた。

 同校は平田地域の飛鳥中と来年4月に統合、「東部中学校」として新たに出発する。校舎などは飛鳥中の施設を使うため、松山中のグラウンドで開く運動会は今年が最後。そこで2、3年生男子13人が、組体操などを披露して慣れ親しんだ学校に感謝の気持ちを示そうと、この日のために三段円塔と日本体育大の独特な応援スタイル「エッサッサ」を練習してきた。

 運動会最後の種目・学年別リレー終了後、「必勝」「闘魂」の鉢巻きを締めた生徒たちは本部前で、しゃがんだ1段目8人の上に2段目の4人が乗り、最後に3段目の1人が上った後、全体がゆっくり立ち上がって三段円塔を完成させた。そこで頂上の生徒が「ありがとう松山」の巻き物を垂らすとともに大きな声でその言葉を叫び、母校に感謝を伝えた。

 組体操に参加した2年生の末次竜也君(14)は「練習の時よりもうまく演技できて良かった」と感想。来春から統合中に通うことについては「新しい友達がすぐできるか心配だが、みんなが協力して新しい学校をつくっていきたい」と抱負を述べた。

 自身も松山中の卒業生で、2年生の娘が在籍しているという佐々木祥さん(51)は「応援スタイルはずいぶん様変わりしたが、周りの風景は同じ。当時の思い出がよみがえる。閉校式にはぜひ参加したい。娘たちには、統合中の1期生として頑張ってほしい」と話してい
た。

男子生徒13人で完成させた三段円塔の上から母校に感謝を告げた
男子生徒13人で完成させた三段円塔の上から母校に感謝を告げた



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