2013年(平成25年) 9月1日(日)付紙面より
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野菜の新しい食べ方などをPRするイベントが31日、「野菜の日」(8月31日)にちなんで鶴岡市西荒屋の産直あぐりで行われた。
若者の野菜離れを食い止め、子どもたちにも野菜を積極的に食べてもらおうと日本野菜ソムリエ協会山形コミュニティ庄内支部(鐙谷貴子支部長)が、野菜の日に合わせて2009年から毎年この時期に行っている。今回は同支部員たちが新しい食べ方の提案として「チョコベジ」の試食や「ぶどうのスムージー」の販売を行った。
「チョコベジ」は野菜にチョコレートソースをつけて食べる新しいスタイルで、チョコレートにオレンジジュースやヨーグルトを加えて子どもも食べやすいようにアレンジ。「ぶどうのスムージー」はブドウ、バナナ、ズッキーニ、豆乳などをミキサーにかけて作る飲み物で、夏ばて回復が期待できる。
この日は土曜日ということもあり、市内外から大勢の親子連れが訪れ、作り方を聞いたり、アレンジの仕方を教わったりした。長男と長女を連れて参加した鶴岡市の菅原加奈子さん(30)は「スムージーは程よい甘味がおいしくてごくごく飲める。子どもに野菜を食べさせたいので家でも作りたい」と感想。家族と一緒に来た酒田市の須藤小百合さん(37)は「チョコレートをつけて食べるのは驚いた。大勢ですれば子どもたちも楽しんで野菜を食べられそう」と話した。