2013年(平成25年) 10月24日(木)付紙面より
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鶴岡市朝日地域を流れる梵字川渓谷の魅力をイラストで紹介した「梵字川渓谷遊歩道マップ」が完成した。紅葉の名所や滝、橋など、流域の見どころやお薦めのドライブコース、梵字川の歴史などを分かりやすく紹介している。
6月に市朝日庁舎や流域の商工、観光の関係者らで立ち上げた「梵字川渓谷再発見!プロジェクト委員会」(事務局・出羽商工会東部センター)が製作した。「梵字川」を切り口に地域の魅力を点から線、線から面的にアピールし、交流人口の拡大につなげる狙い。
A3判の両面2色刷り。表面には「展望遊歩道コース」として、月山あさひ博物村(道の駅月山)―米の粉の滝ドライブイン間の遊歩道約800メートルを中心に紹介。両スポット間にある「なびら雪吊り橋」については「梵字川渓谷を直下に見下ろすことができる一番の名所」としている。また、1―2時間程度で巡れる「おすすめドライブコース」として、月山ダム周遊、滝めぐり、ブナ街道の3コースを紹介している。
裏面は梵字川の全流域を見下ろす図。湯殿山神社やブナ街道、七ツ滝などの見どころ、弘法大師にまつわる梵字川の由来などを解説。月山ダム上流にある「アカクラ・アオクラ」は、対岸に赤と青の巨大な岩壁を臨む景勝地で、「紅葉時期は特に一見の価値あり」と紹介している。
1万部を製作し、地域の観光スポットなどで無料で配布している。プロジェクト委員会事務局では「梵字川渓谷は紅葉や雪景色など、四季折々の景観に恵まれているが、高速や国道で通過する人が多く、その魅力がまだよく知れ渡っていない。マップを参考に足を運んでもらえたら」としている。
今月25―27日には「梵字川渓谷紅葉まつり」としてなびら雪吊り橋周辺のライトアップ、スタンプラリー(27日)、月山ワイン新酒フェスティバル(同)などが行われる。問い合わせは出羽商工会東部センター=電0235(57)2833=へ。